2017年3月24日 更新

夏前まで注意!子どもの「水ぼうそう」、薬を飲む時の注意点は?【お薬手帳メモ】

全身にかゆみを伴うブツブツが広がる水ぼうそう。小さい子供に流行しやすく、子供のころにかかったという経験を持つ人も多いのではないでしょうか。水ぼうそうはまれに重症化し命に関わるケースもあるので、早めに気付き治療してあげることが重要です。今回は、子供が水ぼうそうにかかったときに注意したい薬の飲み方についてご紹介します。

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水ぼうそうの治療薬

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水ぼうそうはほとんどの場合が、幼児期に感染します。水ぼうそうはワクチン接種で防ぐことができる病気ですが、任意注射とされています。治療は抗ウイルス薬を用いた薬物治療が一般的です。おもに使われているのが、「アシクロビル」「バルトレックス」「カチリ」の3つです。「アシクロビル」は「プリンヌクレオシド」という物質に似ており、水ぼうそうの原因である「水痘・帯状疱疹ウイルス」などの「ヘルペス属」に所属するウイルスに非常に効果的です。
DNAは細胞の増殖に欠かせないものですが、「アシクロビル」を使用すると、「DNAポリメラーゼ」が阻害されてウイルスの増殖が制禦されるという仕組みです。しかし、「アシクロビル」には副作用があり吐き気や下痢、さらには肝不全や静脈炎などが起きることもあります。また、免疫力が低下している方の場合、「血栓性血小板減少性紫斑病」や「溶血性尿毒症症候群」という病気が発症するケースもあります。
一方、「バルトレックス」は「アシクロビル」と同様で「DNAポリメラーゼ」を阻害する薬で、「アシクロビル」と比べると腸からの吸収がよい薬です。「パリン」という物質が加わる事で、腸への取り込み効果を増加させることができます。基本的には、効果も副作用も「アシクロビル」と似ているものと認識していればいいでしょう。塗り薬である「カチリ」は、水疱瘡のかゆみである発疹に有効とされています。皮膚に塗ると水分が蒸発して薄い膜が残り、皮膚を保護して軽度の炎症やかゆみを和らげることができます。発疹以外にも、過敏症状や刺激感などに働きかけてくれます。

薬以外での注意点は

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水ぼうそうの治療には抗ウイルス薬を使用しますが、まずは水ぼうそうにかからないように子供に予防させることが重要です。水ぼうそうは空気感染するもので、浮遊する粒子を吸収するだけで感染するおそれがあります。同じ空間に水ぼうそう患者がいれば、感染するリスクが上がってしまうのです。
そこで、親が子供を水ぼうそう患者に近づけないように注意をしたり、同じ空間を避けるなどの気配りをしてあげるのが理想的です。
また、幼稚園や家族など身近な人が水ぼうそうになった場合はワクチン接種が有効です。ワクチン接種は水疱瘡患者に接触した場合でも、3日以内に摂取することで発病を予防したり、症状を軽減させることができます。水疱瘡が地域で流行する前に、ワクチン接種を検討してみるのもいいかもしれません。集団感染も多いので、お子さんが1歳を過ぎたら発疹に敏感になっておきましょう。

普段からお薬手帳にメモを

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まずはお子さんが水ぼうそうにかからないように、ワクチン接種などで事前の予防を心がけましょう。また、水ぼうそうに感染した場合は、使用する薬に対する正しい知識を身につけて、水ぼうそうやその副作用にアプローチしましょう。その際に、大いに役立ってくれるのがお薬手帳です。お薬手帳に、抜けや漏れがないようにメモを残しておけばいざというときに医師にスムーズに相談ができるはずです。
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