2017年2月4日 更新

咽頭炎に扁桃炎・・・溶連菌とは?治療法と食事のポイントを紹介【お薬手帳メモ】

溶連菌は抗生剤を服用することで昔ほど深刻にならずに完治できるようになりましたが、溶連菌により扁桃腺炎や咽頭炎、とびひなどにかかることがあります。感染した場合でも治療法と食事のポイントを把握しておくと問題なく治癒することができるので、あらかじめ知識を得ておきましょう。

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溶連菌とは

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溶連菌はA群β-溶血性連鎖球菌の略で、細菌学的な分類法によって名付けられたものです。
血液中で赤血球を破壊するストレプトリジン0という毒素を生み出す細菌であり、名前の通り、血液を溶かす反応をします。
溶連菌にはα溶血とβ溶血をする2種類があり、これらは人に感染症を起こす性質がありますが感染者の9割以上はβ溶血A群といわれています。また溶連菌に感染すると高熱や手足の関節痛が引き起こされることもあります。
このように聞くと恐ろしいイメージを抱きますが、菌自体はどこにでも存在しており、溶連菌に感染しても症状が起こらないこともあります。実際に、のどに溶連菌を持っていても症状がない小学生は、一割にものぼるといわれています。

治療方法

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溶連菌による咽頭炎、扁桃炎はのどの痛みや発熱がおもな症状です。そのため、内科や小児科で対応するのが一般的です。のどの痛みが激しい場合もあるので、耳鼻科での治療が必要なケースもあります。
治療法は、主に抗生物質を使用したもので、たいてい2日後には熱やのどの痛みは改善されます。溶連菌はしっかり治療をしないと、扁桃周囲膿瘍、咽頭後膿瘍、中耳炎・副鼻腔炎になる恐れがあります。処方された抗生物質をすべて飲みきるのが大切です。特にリウマチ熱の予防には抗生物質をしっかり飲み続けることが重要となります。熱や喉の痛みがなくなっても指示された通りに服用をしてください。
抗生物質を飲んで3日間経過しても症状が改善されない場合は、合併症がおきていないかを判断する必要があります。また、基本的に溶連菌は体内に入ることで感染します。侵入しやすいのは、鼻やのどなどの粘膜からとされています。細菌が体内に入り込むと、追い出そうという防衛反応がおこり鼻水や咳の症状が現れます。これが人に付着することで感染していくのが経路です。

また、食品でも増殖するため、菌が付着した食品を介して感染するのが集団感性の原因ともされています。家族でのタオルの共有も危険なので避けるようにしましょう。

食べ物のポイント

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喉が痛い時には、熱いものや冷たすぎるもの、そして酸っぱいものや辛いものなどの刺激物は避けるようにしましょう。食欲がないときは無理に食べようとせず、水分摂取のみで大丈夫です。

子供が溶連菌により喉の痛みを訴えている場合は、ゼリーやヨーグルトなどの刺激が少なくかつ消化がいいものにしましょう。胃腸に症状がなければ、乳脂肪分の多いアイスクリームもおすすめです。
また、水分とエネルギーを同時に補給できる葛湯も体を温めることができるのでいいでしょう。食欲がある場合でも消化のよいものを食べさせるのがポイントで、煮物やみそ汁など和食を積極的に食べるのがベターです。

これからの季節、とくに注意

夏にかけて注意が必要な溶連菌ですが、お薬手帳を活用して食事や体調管理を医師にきちんと相談していれば症状がひどくならずに完治することも可能です。お薬手帳メモを活用することは、溶連菌に対する注意点を理解することに繋がり回復を促してくれる助けとなってくれることでしょう。また、今回ご紹介した溶連菌の感染経路や特性を理解していれば事前に予防をすることにもなります。集団感染の怖い溶連菌は、注意点を守って家族で対策するようにしてください。
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