2017年1月31日 更新

おたふく風邪になったら・・・治療薬と食事のポイント【お薬手帳メモ】

耳からあごにかけて腫れ上がり、痛みを伴うおたふく風邪。ウイルス感染で発症し、特効薬がないといわれているためにどのように治療するのがいいのか分からないという人も多いのではないでしょうか。今回はおたふく風邪にはどのような薬を処方されるのか、また感染時の食事のポイントをご紹介します。しっかりと注意点を理解して回復に向けて励みましょう。

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おたふく風邪の治療薬

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おたふく風邪は、「ムンプスウイルス」と呼ばれるウイルスによって発症します。ウイルスを撃退したり、増殖を抑える抗ウイルス薬の開発は現段階では難しいとされており、未だ「ムンプスウイルス」に対する抗ウイルス薬は開発されていません。また、おたふく風邪の原因となる「ムンプスウイルス」は飛沫感染および接触感染をするので、感染者との会話や、くしゃみ、咳などでも感染します。しかし、ウイルス自体は比較的弱いために、人によっては感染しても症状が出ない場合もあります。

「ムンプスウイルス」は外側がエンペロープと呼ばれる脂質の二重膜で包まれていますが、この部分が人の体の細胞に吸着することにより感染します。これは、「エタノール」などの消毒薬で破壊することで感染力を弱めることができます。この特性を利用して、日頃から手洗いやうがいやアルコール消毒などでおたふく風邪を予防することができます。おたふく風邪に感染した場合、治療の基本は対症療法です。発熱や痛みには「アセトアミノフェン」の内服薬や「イブプロフェン」という解熱鎮痛薬が仕様されます。しかし、本来の免疫機能を考慮すると必要以上に解熱鎮痛薬は使わない方がいいといわれています。症状のなかに、頭痛や嘔吐がある場合は、合併症として無菌性髄膜炎を発症している可能性があるので注意が必要です。この場合は、解熱鎮痛薬を使用しましょう。その際、脱水に注意しながら必要に応じて水分補給を忘れないようにしてください。

おたふく風邪を発症しているときの食事

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おたふく風邪に感染した場合、耳から下あごにかけて腫れ上がるため、痛みにより飲食をすることが困難になる場合があります。また、腫れ上がる箇所は唾液腺から唾液が分泌される部分でもあるので、辛いものや酸っぱいものなど、唾液を多く出すような味付けは刺激になるので避けた方がいいでしょう。上記に加え、口の開けにくさや吐き気や発熱により食欲が低下してしまうことも少なくありません。
また、稀ではありますが合併症として膵炎を引き起こす場合もあります。無理をしてまで通常の食事をしなくても良いので、脱水症状を防ぐためにも、水分補給を怠らないよう意識することがポイントです。おたふく風邪にかかっているときの食事は、唾液腺を刺激するものは避け、よく噛まなくても済むものを積極的に摂るようにしましょう。特に避けるべきものは「飴」。舐めるだけでカロリー補給もできるため一見良いように思えますが、舐めることで唾液腺の分泌を促してしまうので痛みが強くなる恐れがあります。口が開けにくい場合は、ストローなどの道具を使ってドリンクを飲むなど工夫をしてみてはいかがでしょうか。

お薬手帳で薬の理解を深めましょう

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おたふく風邪には、治療薬と食事面の双方からアプローチすることが大切です。その際には、お薬メモを活用して医師に相談するようにしましょう。また、解熱鎮痛薬である「アセトアミノフェン」や「イブプロフェン」はあくまでも痛みを落ち着かせるものであり、「ムンプスウイルス」を抑えておたふく風邪に働きかけてくれる薬ではありません。そのような薬の特性をしっかり理解する上でも、お薬手帳は重要なので、薬の知識を深めると思って記録しておくようにしましょう。
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