2017年2月1日 更新

解熱鎮痛剤「ロキソニン」と「カロナール」特徴と違い【お薬手帳メモ】

解熱鎮痛剤として有名な「ロキソニン」と「カロナール」。名前は聞いたことはあるものの、具体的な両者の違いは分からないという方が多いのではないでしょうか。今回は、これらの特徴と違いについてご紹介します。違いを理解して、症状に合わせて使い分けができるようにしましょう。

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「ロキソニン」と「カロナール」の違いは?

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「解熱鎮痛剤」は、「非ステロイド性抗炎症薬」に分類されるものとされないものの2種類に分類できます。
「非ステロイド性抗炎症薬」には「ロキソニン」をはじめとした「バファリン」などが当てはまり、分類されないものには「カロナール」があてはまります。両者の共通点は、解熱や鎮痛を目的に使えることの他に、胃腸障害があったりアスピリン喘息には使用できないということです。また、「シクロオキシゲナーゼ」を阻害し「プロスタグランジン」の産生を抑制する作用があるということも両者の共通点として挙げられます。こちらは、「シクロオキシゲナーゼ」のタイプによって阻害作用の強弱に差があるとされています。
「非ステロイド性抗炎症薬」に分類されない、「カロナール」は「非ステロイド性抗炎症薬」の「ロキソニン」と比べると一般的に作用が穏やかなので、医師の診断のもとでの判断ですが、子供や妊婦でも使用できるのが特徴です。一般的な「非ステロイド性抗炎症薬」の薬剤に比べると、抗炎症作用がほとんどないのでインフルエンザのときに使っても「インフルエンザ脳症」を引き起こす危険性が少ないとされています。両者の違いをここでしっかり学んで、いざというときに使い分けができるようにしましょう。

どんな症状のときに選べばいいのか?

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先述した特徴を踏まえて、どんなときに両者を選べばいいのかを考えていきましょう。
「カロナール」の鎮痛効果は「非ステロイド性抗炎症薬」と比べると比較的穏やかです。
そのため、痛みや症状が深刻なときには「ロキソニン」を選んで治療した方がいいとされます。
しかし注意が必要なのは、「非ステロイド性抗炎症薬」は幼児には適応できないものもあり、子供の痛み止めとして使用する場合は「カロリール」を選ぶ必要があります。また、痙攣、意識障害、異常行動を発症する「インフルエンザ脳症」の可能性を懸念すると、年齢関係なしに「非ステロイド性抗炎症薬」は使うべきでないという意見もあります。
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こうしたさまざまな意見を考慮したうえで考えてみると、「鎮痛」には「ロキソニン」を使用して「解熱」には「カロナール」を選ぶということは理にかなっているかもしれません。
しかし、どうしても症状が良くならず痛みが「カロナール」では治まらない場合は、より鎮痛効果の強い「ロキソニン」を使用する場合もあります。ただし、どのような薬が自分に適しているかは、自分の症状や体の状態などを伺いながら医師や専門家などと相談して適したものを選ぶのが大切です。

併用ではなく、使い分けを

いままで「ロキソニン」と「カロナール」に同じような印象をぼんやり描いていた方でも今回違いを学んで、どのようなときに飲むのがいいのかしっかり理解できたのではないでしょうか。飲む時にはしっかり用法容量を読み正しく服用しましょう。また飲み合わせなども注意する場合もあるので確認するのが重要です。症状により「ロキソニン」を飲むことを進められたけれど胃腸の心配がある方は、胃腸薬と一緒に飲むのも推奨されていたりします。また服用する際は、必ずお薬手帳への記入を忘れないようにしましょう。
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スクヨカ編集部 スクヨカ編集部