2016年12月28日 更新

今さら聞けない、薬を飲む時の注意点をまとめてみた【お薬手帳メモ】

病気になると医者から症状に合う薬を処方してもらいますが、薬の飲み方についてはしっかりと理解しているでしょうか? 薬も飲み方やタイミングを間違うと、想定通りの効果を発揮できなかったり、重大な副作用を引き起こしてしまったりすることがあります。今回は原点に戻り、薬を飲むときの注意点に関してご説明いたします。

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薬の正しい服用の仕方を知ろう

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では、改めて薬の正しい服用の仕方について学びましょう。以下、服用時に大切なポイントをまとめてみました。

・ タイミング
食前、食後、食間、頓服(とんぷく)などがあります。薬を飲むときは、きちんとした時間帯に合わせて飲むことで効果を十分に発揮します。頓服とは、1日に何回飲む、とは決めずに症状が出た時にだけ飲むことを指します。

・ 量
薬を飲む量も大切です。せっかく医師が処方した薬を自己判断で、飲む量を増やしたり、減らしたりしてはいけません。それぞれの患者の身長と体重、症状に合わせて薬は的確な量で調剤されています。

・ 水
薬はおおよそコップ1杯のお水と飲むようにできています。少なすぎても薬によって喉が焼けてしまったりするので注意が必要です。また手元にお水がないからといって、ジュースやお茶などで飲むのも厳禁。薬の成分と飲み物(食べ物)の組み合わせによっては、薬の効果を十分に発揮しないことや、深刻な副作用を生じることもあります。

・ 期間
症状が改善してきたからといって、服用を中止するのはNGです。指示があった期間は、もらった薬をちゃんと服用しましょう。たとえばインフルエンザにかかったときに処方される「タミフル」という薬は、最低でも5日間の服用が決まっています。

・ 飲み合わせ、食べ合わせ
どんな薬でもアルコールと一緒に飲むのはいけません。たとえばそれが睡眠薬だった場合、呼吸困難や最悪の場合昏睡状態に陥る危険性もあります。また薬によってはケーキとの食べ合わせや、揚げ物との食べ合わせを避けたほうが良いといったものもあります。身近な食品や飲料が、薬との組み合わせによっては副作用をもたらしてしまいます。

薬を飲むタイミング

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薬を飲むタイミングですが、食前、食間、食後と厳密な違いを理解していない人も多いようです。

食前:
食前に飲むことで高い効果を発揮する薬もあります。食前に飲む、と指定されていた場合は食事の1時間〜30分前までに服用するようにしましょう。

食間:
食事の最中と理解している人も多いのですが、不正解。食事から2時間ほど後の空腹時に飲むのが正しい飲み方です。

食後:
薬の効果で胃が荒れてしまうようなことが想定されるものの場合、食後胃の中に食べ物が残っている状態で服用するように指定されることがあります。

たとえば仕事のリズムが不規則などで、毎回決まったタイミングで食事を摂れない人の場合はその旨を薬剤師に相談しましょう。一部の薬を除き、一般的には薬は食前に飲んでも食後に飲んでも効果はあまり変わらないといわれています。食事のタイミングが不規則な場合は、等間隔で時間を決めて飲むのがおすすめです。

薬を飲むときの注意点を知ろう

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二種類以上の薬を併用するときは、注意が必要です。特に薬の効果がもともと強い薬(たとえば抗がん剤や抗ウィルス剤など)を併用した場合に、副作用で死亡したという報告例もあります。

アルコールで薬を飲んではいけないことについても触れましたが、もともとはアルコール自体が薬品ともいえるものです。体内にアルコールが残っている場合は、それが消えてから飲むように意識をするべきです。
同様に、グレープフルーツジュースも注意が必要です。基本的には水、または白湯で薬を飲むのが大原則です。

また肝臓や腎臓に障害がある人は、あらかじめその旨を医師や薬剤師に伝えましょう。薬の代謝はおもにこれらの臓器でおこなわれます。もし肝臓や腎臓が正常な働きをしなかった場合、薬が臓器に負担をかけたり、十分な効果を発揮しない可能性もあります。医師や薬剤師に相談することで、適切な量や薬を処方してくれるはずです。

いつでも基本が大事!

いまさら聞くにははばかられるようなことでも、あらためて振り返ることにより薬の効果を発揮させるのに役立ちます。腎臓や肝臓に疾患がある場合、また併用する薬があるようなときはあらかじめお薬手帳にその旨を書いておけば、医師や薬剤師に提出するだけであなたにとってベストな方法を判断してくれます。
「薬を飲んでも効かない」と思った時、もしかしたら最も基本的な決まり事を誤っているかもしれません。そういうときこそ、原点に戻って、これらの内容をおさらいしましょう。
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