2017年2月10日 更新

お薬手帳を活用して、薬の重複投与リスクを避けよう

ポリファーマシーといわれる重複投与が問題視されています。必要以上の薬を服用することは、健康被害を引き起こすリスクを高めます。この重複投与の予防には「おくすり手帳」が有効なので、おくすり手帳の有用性をご紹介し、健康被害を回避することに、役立てていただきたいと思います。

114 view お気に入り 0

おくすり手帳の活用で重複投与を防ぐ

 (2091)

明確な基準は無いのですが必要以上の薬を飲むことを、ポリファーマシーといいます。それを予防してくれるのがおくすり手帳です。おくすり手帳には、今まで服用した薬の履歴が残っているので、医師や薬剤師が、それを確認することで薬の重複投与を防ぐことが可能です。重複投与というのは効果が似ている薬が、重複して処方されることで、複数の病院で診療を受けている人に多く見られます。
もし、睡眠薬や抗不安薬といった薬を必要量以上に服用すると、認知症のような症状が出ることがあるため、このポリファーマシーは問題になっています。
この様なことにならないためにも、おくすり手帳を活用しましょう。

薬剤師に相談して重複投与を防ごう

ダウンロード完了|写真素材なら「写真AC」無料(フリー)ダウンロードOK (2092)

重複投与を防ぐためには、薬剤師を頼ることも1つの手です。というのも、薬剤師は薬に関して豊富な知識を持っているので、不必要な薬があれば減らすことできます。
もしも、医師が処方した薬に疑問を感じた場合は、疑義照会といって処方薬について医師に問い合わせをすることができます。
もしも、高齢の患者さんで腎臓機能が弱っている場合には、通常よりも薬の量を減らす必要があります。というのも、薬を体の外に出す力が弱っているからです。
薬剤師は、薬物治療や健康管理の相談相手になってくれるので、自分のかかりつけの薬局で信頼できる薬剤師を探すことが重要です。

また、処方された薬は必ず飲むようにしましょう。そんなことは当たり前だろうと思うかも知れませんが、飲み忘れる人は意外と多いのです。
飲み忘れたりした場合には、必ず医師に申告しましょう。というのも、医師は処方した薬を患者さんが飲んでいることを前提にして治療を進めます。
例えば、血圧を下げる薬を処方したにも関わらず血圧が下がっていなければ、薬が足りなかったのかも知れないという判断の元に、薬を追加します。
追加された薬を、そのまま飲んでしまうとポリファーマシーになり、健康被害に苦しむことになってしまいます。飲み忘れなどで薬が余ってしまった時は、医師や薬剤師に必ず相談しましょう。この時に、おくすり手帳があると便利です。

必ずしも薬で病気が治るわけではない

ダウンロード完了|写真素材なら「写真AC」無料(フリー)ダウンロードOK (2093)

薬を飲めば病気は治るという誤解をしている方がたまにいらっしゃいますが、あくまで薬は治療法の1つです。薬が無くても多くの病気は、別の方法で治すことができます。
実は、良い医師は患者さんの体調の変化を見極めて、あえて薬を減らすことさえあるのです。多くの方が、医療に対する正しい知識を持つことでポリファーマシーの改善に結びつきます。
良い医師は薬を減らすという話をしましたが、実は薬を減らすことが正しいという明確な根拠は無いのです。たとえ医師でも、薬で病状が回復するかどうかまでは、薬を試してみないとわからないのです。

病気が治らないからといって、複数の病院を受診すると、そのぶん処方される薬が増えます。この時におくすり手帳が無いと、医師は薬が処方された理由がわかりません。理由がわからないと、医師は勝手に薬を中止させることもできません。
そのため、2つ以上の医療機関を利用するなら、おくすり手帳がとても有用です。ただし、おくすり手帳の機能にも限界があるので、あまり多くの病院を受診しないことが肝心です。
9 件

当社が提供する記事を閲覧した利用者側の解釈について、正確性、完全性、有益性、特定の目的への適合性まで責任を負うものではありません。また、この記事を閲覧した利用者が、記事内容を元に行った判断・行動、それに伴う結果を保証するものでもありません。利用者さまご自身の責任の下に、判断・行動をして頂くようお願い致します。

関連する記事 こんな記事も人気です♪

あなたの薬の飲み方、あってますか?基本的な知識を復習しよう

あなたの薬の飲み方、あってますか?基本的な知識を復習しよう

薬の服用は、必ず水分と一緒に薬を飲むことが基本です。手元に水がないからという理由で、無理やり飲み込んだり、水以外の飲み物で飲んだりしていないでしょうか。薬は正しく服用しないと、効果が出なかったり、予期せぬ副作用を引き起こしたりしてしまうこともあります。今回は薬を正しく服用するための、「薬の飲み方」についてご紹介します。
しっかり書いて「もしも」に備える、お薬手帳の活用例まとめ

しっかり書いて「もしも」に備える、お薬手帳の活用例まとめ

みなさんはお薬手帳を持っていますか?持っていてもその重要性は意外と認識されていないのではないでしょうか。そもそもお薬手帳とはどう使うのか、実はあまり理解していない方が多いように思われます。 お薬手帳に「情報」を記載することで、いざという時に命を救われるかもしれません。「めんどくさい」「そのうちに」と考えている方にぜひ知ってほしい、お薬手帳の活用例をご紹介したいと思います。
活用しないのはもったいない!お薬手帳の4つのメリットを解説

活用しないのはもったいない!お薬手帳の4つのメリットを解説

「お薬手帳」という名前を一度は聞いたり、薬局でもらったりしたことある方、多いのではないでしょうか。しかし、正しい使い方や使うことのメリットなど、詳しく調べたりしたことありますか?お薬手帳を使用することは、ご自身の体、健康を守ることでもあるのです。ここでは、お薬手帳を使うことのメリットをご紹介します。
地震に備えて「お薬手帳」?それってどういうこと!?

地震に備えて「お薬手帳」?それってどういうこと!?

日本は正真正銘地震大国。日本人は世界各国の中でもトップクラスの高い防災意識を持っていると言われています。そんな私たちでも「お薬手帳が命を守ってくれるツール」であることは意外に知らないのではないでしょうか? 今回はまだ記憶に新しい熊本地震を事例に、お薬手帳の大切さを改めて考えてみました。
KEI | 886 view
光熱費が節約できてエコなやつ! 湯たんぽの活用方法

光熱費が節約できてエコなやつ! 湯たんぽの活用方法

寒い冬には体をあたためてくれる湯たんぽ。エアコンやヒーターをつけたままで寝ると乾燥をして風邪をひくこともあります。しかし、なにもつけないと寒くて眠れないという人もいることでしょう。今回はそんな方にもおすすめの湯たんぽの活用術をレクチャーします。

この記事のキーワード

この記事のキュレーター

スクヨカ編集部 スクヨカ編集部