2017年2月5日 更新

子供だけじゃない!「風しん」は大人も結構かかるんです!【お薬手帳メモ】

風しんにかかるのは子供だけというイメージがあるかもしれませんが、20代から40代までの大人にも要注意な病気です。また子どもの頃に風疹にかかったはずなのに、大人になったいまでも風しんの免疫ができていないということもあります。今回は風疹の感染経路や症状など挙げてみました。

34 view お気に入り 0

風しんの特徴

 (5815)

国立感染症研究所による2014年の風疹発生動向調査の報告数で、20歳以上の大人が風しんを発症する割合は7割近くという結果になりました。

最近の風しんの特徴は、子供だけではなくて20代~40代の大人の発症が多々見られることです。風しんの発症には、発熱や発しん、リンパ節膨脹、関節痛が伴います。 仮に風しんウイルスに感染していても、50~90%の方は症状が出ないことがあります。これを不顕性(ふけんせい)感染といいます。しかし、不顕性感染でも飛まつ感染はします。

風しんが発症したときの特徴は発熱や発しん、リンパ節腫脹ですが、発熱の程度はさほど重くありません。一般的に37℃~38℃くらいです。小さめの発疹が、顔から、頭部、体幹、四股と広がります。約3日で消えます。発熱とほぼ同時に発しんが出るところが、麻しん(はしか)と違うところです。リンパ節腫脹ですが、痛みを伴い頸部、耳介後部、後頭部に出ます。これはおおよそ3~6週間持続します。

風しんの感染経路と潜伏期間

Free photo: Class, Classroom, Room, School - Free Image on Pixabay - 1986501 (7433)

風しんの予防として、「麻しん風しん混合(MR)ワクチン」を1歳児のうちに一回、小学校就学前の1年間のうちに二回目を予防接種で受けます。
妊娠中にお母さんが風しんのウイルスに感染したら、赤ちゃんが「先天性風しん症候群」を発症する恐れがあるので、あらかじめ予防しておくことが大切です。

風しんの病原体は風しんウイルスで、潜伏期間は平均で16~18日。感染経路は飛まつ感染が多いため、ひとりの患者からは免疫がない5〜7人に感染させる力があります。インフルエンザはそれが1~2人なので、かなりの感染力と言えます。風しんには治療法は特になく、麻しん(はしか)同様、対症療法が行われます。
感染初期に風しんと気づかず、市販薬を飲んでしまったときは、どのような薬を飲んでいたのかお薬手帳にきちんと記入し、医師に伝えるようにしましょう。それによって飲み合わせの悪い薬を避けて処方してもらえます。

風しんを予防するために

Free photo: Nurse, Syringe, Doctor, Medical - Free Image on Pixabay - 527622 (7432)

一度、風しんに感染すると免疫ができるため、生涯風しんにかかることはないといわれています。また風しんの予防接種を受けることでも免疫をつけられます。
しかし近年では一度風しんにかかったから大丈夫と安心していても、実際は風しんではなかった場合もあるそうです。実際に風しんにかかっていたかどうかは、血液検査で風しんによる抗体値を調べて初めて判断できます。
現在、20代~40代の方に風しんの発症が多くみられるのは、自然に感染していない上に風しんワクチンの接種率も低いためです。「先天性風しん症候群」の発生をなくすためにも予防措置が必要です。また、風しんの予防接種を受けたいときは、内科よりもワクチン常備率が高い小児科医に相談するのもおすすめです。
風しんの被害を広めないためにも、ひとりひとりが予防することが大切なのです。

見極めが難しい病

発しんが出るまで、風しんであるかどうかを見極めるのは医師でも難しいこと。もし自己判断で市販薬を飲んでしまったときは、お薬手帳にきちんとその薬の情報を明記しておきましょう。また医師にそのことをきちんと伝えておくのが大切です。風しんの感染力は強いため流行を広げないためにも、予防することが大切です。予防接種を受けていない方はぜひ受けましょう。もはや風しんは子供だけの病気ではありません。
12 件

当社が提供する記事を閲覧した利用者側の解釈について、正確性、完全性、有益性、特定の目的への適合性まで責任を負うものではありません。また、この記事を閲覧した利用者が、記事内容を元に行った判断・行動、それに伴う結果を保証するものでもありません。利用者さまご自身の責任の下に、判断・行動をして頂くようお願い致します。

関連する記事 こんな記事も人気です♪

20代も麻しん(はしか)に要注意!発症者の38%も!?【お薬手帳メモ】

20代も麻しん(はしか)に要注意!発症者の38%も!?【お薬手帳メモ】

一般的にはしかと呼ばれますが、正式には「麻しん」。麻しんは高熱が出たり、全身に発疹が出たりするウイルス性の感染症です。特に、小さい子どもにとっては重症度の高い病気で予防の重要です。今回は麻しん(はしか)の予防接種の必要性や、その症状などを調べました。
意外と知らない「RSウイルス」の怖さ・・・乳児は特に注意が必要!【お薬手帳メモ】

意外と知らない「RSウイルス」の怖さ・・・乳児は特に注意が必要!【お薬手帳メモ】

「RSウイルス」はインフルエンザウイルスのようにワクチンがなく事前に予防接種などで対策することができないウイルスです。呼吸器系に感染し、2歳頃までにほぼ100%の子供がかかります。また、1度かかっても小さな子供は免疫が十分にできていないので何度もかかってしまうのが特徴です。今回は、「RSウイルス」の症状と治療法をご紹介します。
まだ気を抜けない!子供のノロとロタウイルスに注意!【お薬手帳メモ】

まだ気を抜けない!子供のノロとロタウイルスに注意!【お薬手帳メモ】

乳幼児や小さな子供のいるご家庭で、お子さんが突然下痢や、発熱、嘔吐に見舞われたら心配することでしょう。ノロウィルスとロタウィルスは素人目には判別がかなり難しく、またロタウイルスは入院の可能性も高い病気です。今回はノロウィルスとロタウィルスの症状と潜伏期間の違い、またお薬はどうしたらいいのかなどをご紹介いたします。
夏前まで注意!子どもの「水ぼうそう」、薬を飲む時の注意点は?【お薬手帳メモ】

夏前まで注意!子どもの「水ぼうそう」、薬を飲む時の注意点は?【お薬手帳メモ】

全身にかゆみを伴うブツブツが広がる水ぼうそう。小さい子供に流行しやすく、子供のころにかかったという経験を持つ人も多いのではないでしょうか。水ぼうそうはまれに重症化し命に関わるケースもあるので、早めに気付き治療してあげることが重要です。今回は、子供が水ぼうそうにかかったときに注意したい薬の飲み方についてご紹介します。
意外と知らない「ハンノキ花粉症」、実は食べてはいけないものが!【お薬手帳メモ】

意外と知らない「ハンノキ花粉症」、実は食べてはいけないものが!【お薬手帳メモ】

花粉症と聞くと一般的にスギやヒノキが有名ですが、特に花粉がアレルギー症状をを引き起こす植物はスギだけに限りません。知名度はそれほどでもありませんが、1月から6月頃まで全国的に飛散するカバノキ科のハンノキもアレルギーの原因となります。今回はハンノキ花粉症の詳しい症状や特徴、さらに、ハンノキ花粉症の人が食べると危険な症状になる食べ物について調べてみました。症状について知り、発覚したら、注意点とともにお薬手帳に記載しましょう。
スクヨカ編集部 | 19,911 view

この記事のキーワード

この記事のキュレーター

スクヨカ編集部 スクヨカ編集部