転院時に必要になるお薬手帳
via pixabay.com
仕事や人間関係、マイホーム購入など引越しをすることがこれから絶対にないというわけではないですよね。遠方への引越しや、市内の引っ越しでも、今まで通っていた病院には遠いな、となると必然的に転院することになると思います。転院時にお薬手帳があると非常に便利になります。私は受付時に保険証などと一緒にお薬手帳を出します。初診の受付の時、もしくは受診時にお薬手帳の提示をすると、それを見るだけで今まで飲んでいた薬が一目瞭然なだけでなく、薬がわかることで今までの病気も大体分かるのでほとんど説明がいりません。先生からお薬手帳を見てちょっとした質問があるくらいだと思います。そして今までの治療歴がわかるからこそ治らなかったという場合は、今までとは違う治療法を選んでもらえることや、この薬が使えてこの薬が使えないというのも分かるので便利です。専門知識が無い人はこの薬がどんな効能があってどんな副作用があるなど分からないですし、飲み合わせでの良し悪しもお薬手帳の提示で一挙解決できます。
各種制度受給時にあると一目でわかる
via pixabay.com
身体障害や精神障害などで国の制度で補助金を受給して医療費の負担を軽減できることがあります。それらを受け取るには申請が必要で、申請をするにもいろいろと条件があります。病名はもちろんですが、初診からどのくらいの年月が経過しているか。世帯収入によっても受けられるかが変わってきます。この条件である病名と初診日がお薬手帳をしっかりと病院や薬局に行くたびに提示して、管理をしていれば、お薬手帳を見るだけでわかります。これらの制度は医療費が生活を圧迫している人を助ける制度です。申請するには、まずかかりつけのお医者さんに相談してみて病院から申請書をもらいます。そして先生に申請書の記入をお願いしてお近くの役所に提出となります。提出してから1か月ほどで受給者証が自宅に届きて、使えるようになります。ただし、受給者証を提示しないと使えませんし、特定の病気が対象の支援制度なのでどこの病院や薬局、どの病気でも使えるわけではないのでご注意を。
お薬手帳提示で助かること
via pixabay.com
お薬手帳は病院を受診するときや薬局で薬をもらうとき、薬剤師さんにお薬の相談をするときに必要になってきますがそれはなぜでしょう。お薬手帳を見るだけで今まで飲んだことのある薬を見て薬でのアレルギー症状が出たことが無いかを把握したり、今飲んでいる薬がないか、あれば今から出す薬との飲み合わせは大丈夫なのかを把握したり、今までどんな病気にかかってきたか、どんな病気にかかりやすいかを見ています。お薬手帳を見るだけでだいたいのことが分かるので、お医者さんに聞かれることは少なくて済みます。そして2016年の4月からはお薬手帳を提示するだけで、お薬代が安くなることがあります。全ての場合ではなく安くなる条件があるのですが、同じ薬局を利用することが前提です。かかりつけの薬局を作ることを推進することを目的としたことであるようです。ちょっとでもお薬代が安くなるのであればかかりつけの薬局を作るのは良いのかもしれません。
定期的に見直したいお薬手帳
お薬手帳は私たちの意外と知らないとこで必要となってきます。私は今まで服用したことのある薬を把握するためだけにあるのかと思っていました。しかし、条件によってですが薬が少し安くなったり、うつ病などの精神障害での医療費の軽減制度の申請時に必要になったり様々な時で活躍します。子供や高齢の方のお薬手帳は病院の回数が自ずと増えるので管理されていると思いますが若い大人の方も役に立つのでしっかり管理をしましょう。
11 件