2016年12月13日 更新

脱水症状対策、「寝る前に水を飲む」は体内時計が関係していた!

夜、眠る前にコップ一杯の水を飲んだ方が良い、と聞いたことがある人も多いでしょう。人は睡眠中も汗をかくので、それを補うためにあらかじめ水分が必要なのです。冬は特に空気が乾燥しているので、就寝前に水を飲んだ方が良いといわれています。 この眠る前の一杯の水、実は体内時計に関係していたということはご存知でしょうか?

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睡眠中の脱水症状に注意!

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そもそも、眠る前に水を飲まなければどうなってしまうのでしょうか? マウスの実験では、体内に十分に水のない状態で睡眠に入ると、脱水症状を起こすことが分かっています。これは睡眠2時間前から水分を摂取させないようにした結果。人間もマウスと同様に、体内に十分な水分がないままで長時間の睡眠に入ってしまうと、脱水症状を起こしてしまうのです。

しかし、私たち人間は事前にそのような知識がなくとも、無意識のうちに眠る前に水分補給をしていることが多く見受けられます。それは自らの体内時計が作用しているからなのです!

体内時計とのどの渇き

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眠る前に水分を摂取する人も多いと思います。それは私たちの脳にある「渇きニューロン」が刺激されているからです。
ニューロンとはさまざまな情報を伝達する、神経細胞のことです。この場合は「渇き」を伝えてくれる神経細胞となっています。「渇き」を促進するニューロンは普段は体内の水分量や、血液の浸透圧などを見張り、水を飲む行動をさせるために喉の渇きを脳に伝えます。運動の後、喉が渇くのはこのニューロンが働いているからです。

ところが、マウスの実験で体内時計を刺激してみると、バソプレシンという渇きニューロンを刺激する神経ペプチドが作用することが分かりました。つまり、体内時計が睡眠モードに切り替わるときに渇きニューロンが刺激され、その結果、水を欲しくなってしまうというわけです。

睡眠中の脱水症状対策が備わっていた?

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体内時計が睡眠に切り替わるとき、渇きを促進するニューロンが作用して私たちに水を飲ませることをご紹介しました。私たちの体はあらかじめ知識がなくても、睡眠中に脱水症状が起こらないように、本能的に予防策を実行しているのかもしれません。
ただ水分を補給するといっても、眠る前は利尿作用のあるアルコールやカフェインを含まないものにしましょう。それが体内時計のリズムに適していることにもなるのです。

就寝前にはしっかり水分を摂りましょう

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睡眠中の脱水症状について、体内時計との関係をご紹介しました。ニューロンの存在もさることながら、私たち人間の体はさまざまな本能を働かせて、最善の健康状態を作ろうと頑張っているんだと思えば、自分の体のことながらなんだかありがたい気持ちになりますね。
健康管理のためにも、寝る前には適度な水分を摂取するように努めましょう。
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スクヨカ編集部 スクヨカ編集部