2017年2月1日 更新

まだ気を抜けない!子供のノロとロタウイルスに注意!【お薬手帳メモ】

乳幼児や小さな子供のいるご家庭で、お子さんが突然下痢や、発熱、嘔吐に見舞われたら心配することでしょう。ノロウィルスとロタウィルスは素人目には判別がかなり難しく、またロタウイルスは入院の可能性も高い病気です。今回はノロウィルスとロタウィルスの症状と潜伏期間の違い、またお薬はどうしたらいいのかなどをご紹介いたします。

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ノロとロタのウィルスの違いとは?

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ノロウィルスとロタウィルスでは根本となるウィルスが違います。しかし、どちらもおもな症状は下痢、吐き気、嘔吐、発熱といったものです。
小さなお子さんが発症すると見ているだけでも辛そうで、親御さんとしては心配でしょう。
ノロウィルスの場合、体内に入ると小腸で増殖します。そこから胃の運動神経を麻痺させ、腹痛、下痢、吐き気、嘔吐などの症状を引き起こし、突然の嘔吐するというのが大きな特徴です。また水溶性の下痢にもなります。それほど高熱は出ませんが、37度から38度程度の発熱があり、通常は長くて2日程度で治まるため比較的短期間で回復するといわれています。
しかし、ロタウイルスに感染すると、ノロウイルスの時よりも、症状が強く出るといいます。嘔吐や下痢も激しいものとなり、発熱も39度以上となります。脱水症状にもなりやすいので、注意が必要です。また便の色が白色になることもあります。2日から7日程度症状が続き、まれにけいれんや脳症を引き起こすことがあります。

症状が出たら病院へ

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ノロウイルスとロタウイルスの潜伏期間の違いを見て見ましょう。
ロタウイルスは2日から4日、ノロウイルスは1日から2日の潜伏期間と、両者にはさほど差がありません。どちらもインフルエンザのように寒い季節に発生し、気温が低く、乾燥している時期に流行する傾向があります。ノロウイルスのピークは12月から2月、ロタウイスルのピークは2月から3月という若干のずれはあります。冬の前半はノロが、後半から春先にロタが流行するというパターンがあるようです。
ただ、ノロウイルスは年間を通しての発症が見られるのも事実です。さらにロタウイスルよりも軽い症状である代わりに、長期的な免疫が成立しないのも特徴です。そのため何度も感染してしまう可能性もあるのです。ロタウイルスは一度感染すると二度目は軽く済むという特徴を持っています。しかし、ロタウイルスは症状が重くなるため、子供の入院が必要となる急性胃腸炎の原因の50%を占めるというデータもあります。
もし小さなお子さんが発熱を伴う嘔吐や下痢を発症したら、一刻も早く病院に行きましょう。脱水症状が急激に進行する恐れがあるからです。

特効薬のないノロとロタ

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ノロウイルスもロタウイルスも、経口感染がほとんどです。これは感染者の便や嘔吐物から、人の手などを経由して感染するというものです。
ただしノロウイルスは、飛沫感染や、カキなどの二枚貝から感染するケースもあります。
一方のロタウイルスは非常に感染力が強いので、注意が必要です。感染者がお子さんである場合、その排泄物を処理した保護者の方も感染するケースが多々あります。手に付いたウイルスは、手洗いを充分にしたとしても残ってしまうのです。
感染力の強いこれらのウィルスには特効薬がありません。そのため水様性の下痢、嘔吐、脱水症状、腹痛などの対症療法を行います。また脱水症状が起こりかけていると、点滴を打つというような治療となります。
下痢止めは使用しないことがほとんどです。もし、受診前に下痢止めを飲ませてしまっていたら、どんなお薬をどのように飲ませたかお薬手帳に明記して、医師に相談しましょう。

気になる症状がでれば、まず病院へ

今回はノロウイルスとロタウイルスの違いについてまとめてみました。なによりもこのふたつは症状が重いにも関わらず、特効薬がありません。事前に何かしらのお薬を飲ませてしまったときは、お薬手帳にどんなお薬を飲ませたかをきちんと明記しておきましょう。また、看病する側の保護者も感染しないように注意が必要です。
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スクヨカ編集部 | 19,873 view

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