知っておきたい治療薬について
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マイコプラズマ肺炎は重症化するととても危険な肺炎です。症状が悪化し、自然治癒が期待できない場合には早めの対処が必要になります。細菌性の肺炎では、一般的によく知られているβラクタム系のペニシリンや、セフェム系の抗生剤が主に使用されています。細菌性の肺炎では肺炎球菌と言われる細菌が引き起こすものですが、マイコプラズマ肺炎は名前の通り「マイコプラズマ」という病原微生物が引き起こしています。その為、マイコプラズマ肺炎の場合、一般的なセフェム系の抗生剤などとは使用する薬も違ってきます。主に用いられるのはマクロライド系の抗生剤です。また、最近ではマクロライド系に対し耐性のある病原微生物も出てきている為、その場合にはテトラサイクリン系やニューキノロン系の薬を用いることになるでしょう。ひと口に肺炎と言っても、細菌や病原微生物などさまざまな種類が存在しているため、それに合った薬を使用することが必要となるのです。
知っておくべき治療薬の副作用とは
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症状や検査によりマイコプラズマ肺炎となると、薬での治療を行います。その際にはしっかりとその薬について理解しておく必要があります。一番重要なのは副作用です。治療薬には、さまざまな副作用が存在しますので軽度なものから重度なものまでを確認しておくべきでしょう。まず軽度な副作用であげられるものは、食欲不振や吐き気など、または消化不良や腹痛、下痢、腹部不快感、その他には頭痛や発疹です。肺炎の際には発熱などの症状もありますので、副作用での症状なのか様子を見て判断する必要があります。更に重度の症状では、めまいやけいれん、皮膚や粘膜症状、不整脈や肝臓、腎臓などの症状です。どれも症状が重く出ることがある為、注意が必要です。更に重篤の場合、冷や汗や悪寒、紅斑、顔面蒼白や呼吸困難など「アナフィラキシーショック」と言われる症状が出ることもあります。消化不良や下痢なども、飲み続けると症状が重くなっていく場合がある為、副作用と思われる症状が出た場合には、すぐに服用をやめ医師に相談することが重要です。
安心に備えるためにすべきこととは
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肺炎などは小さな子供や高齢者がかかる病気と思っている人も多いでしょう。しかし、肺炎は細菌や病原微生物によって発症するものです。その為、年齢を問わずかかってしまう可能性があります。自身がかかってしまってからでは、なかなか判断が難しいものです。更に、普段の風邪などで処方される薬とは違った投薬治療を行う場合が多いことを考えると、副作用についてはしっかりと理解しておく必要があるでしょう。とはいっても、なかなか記憶しておくことは難しいものです。現在、病院で薬を処方された際に、薬局でお薬手帳をおすすめされたことがあるでしょう。お薬手帳には、処方された薬の情報を記載するだけではなく、自身の体質やアレルギー、持病などを書き込むことが出来ます。お薬手用のメモ欄には医師や薬剤師さんに知ってほしいこと、自身が覚えておくべきことを記入することが出来ますので、記入していない人はすぐにでも活用すべきでしょう。
流行り病に要注意
健康な人でもいつかかるかわからない病原微生物「マイコプラズマ肺炎」についてしっかりと理解し、薬や副作用について把握しておく必要があります。何かが起きた場合に備え、事前に準備しておくのが良いでしょう。現在普及しているお薬手帳を利用し、自身や家族の健康について改めて考える時間を作ってみるのがおすすめです。
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