2017年1月18日 更新

チーズに納豆も!風邪の方必見、風邪薬に影響する食べ物・飲み物【お薬手帳メモ】

医師や薬剤師は、薬を処方する際にその組み合わせに注意を払っています。複数の医療機関で薬を処方される場合は、お薬手帳を活用すると副作用が起きることも避けられるでしょう。しかしこの組み合わせには薬同士ではなく、食べ物が影響することがあります。今回は身近な風邪薬に影響する食べ物や飲み物について調べてみました。

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薬は水で飲むべし

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風邪薬に限らず、薬は水で飲むようにしましょう。冷たい水が苦手な人は、白湯でも構いません。もともと薬は水で飲むことを想定されて作っているため、水以外のもので薬を飲むと、意外な副作用やアレルギーが引き起こされるかもしれません。以下に特に注意する飲み物をまとめました。

・コーヒーや紅茶などカフェインが多いもの……頭痛を抑えるお薬との相性が特に悪い。

・炭酸飲料……鎮痛剤などとの相性が特に悪い。薬の効力が弱まることもあります。

・牛乳……抗生剤や骨粗鬆症などの薬と相性が悪い。

・アルコール……どの薬とも絶対に飲んではいけない。

水なしで薬を飲むのも厳禁

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薬を水なしで飲むのもNGです。薬がのどで溶けてしまい、炎症を起こす可能性もあります。また、手元に水がない場合などつい、お茶で飲んでしまうということもあるかもしれません。しかし、風邪薬には、「無水カフェイン」という成分が含まれるものもあります。「無水カフェイン」と、飲み物のカフェインが合わさると、カフェインの過剰摂取に可能性もあります。栄養ドリンクにもカフェインが含まれているので注意しましょう。さらに、風邪を引いたら玉子酒、というように風邪とお酒の組み合わせは民間療法的に健在ですが、咳止め薬とアルコールはとくに避けてほしい組み合わせです。「リン酸ジヒドロコデイン」という成分がアルコールによって効果が増大し、最悪の場合、呼吸困難になる恐れもあります。

風邪薬と避けたい食べ物

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次は食べ物との相性を見ていきましょう。意外なものが風邪薬と相性が悪い場合があります。

・チーズ……総合感冒薬・鼻炎薬との相性が悪い。

総合感冒薬や鼻炎薬に使われる成分の「塩酸フェニルプロパノールアミン」ですが、チェダーチーズやスティルトンチーズ(ブルーチーズの一種)に含まれる「チラミン」という成分との飲み合わせが原因で動機や頭痛を引き起こす可能性があります。最悪の場合は手足に赤い斑点ができたり、意識が朦朧とするといった症状もあらわれることが。チラミンは長期熟成のチーズほど多く含まれているので、注意しましょう。

・サバ……漢方の風邪薬で有名な葛根湯との相性が悪い。

実は葛根湯には「ヒスタミン」をため込んでしまう性質があります。ヒスタミンはタンパク質と結合して、アレルギーを引き起こす可能性があるので注意しましょう。

・ケーキ……アセトアミノフェンとの相性が悪い。

風邪薬によく含まれている「アセトアミノフェン」は解熱や関節痛などを和らげる成分です。甘いものや炭水化物を食べた後に「アセトアミノフェン」を服用すると効果が薄れることがあります。

・酒かす漬け……アスピリンとの相性が悪い。

酒かす漬けというよりも、アルコールとの相性が悪いといえるでしょう。酒かす着けにはアルコールが多く含まれています。アスピリンはアルコールと大変に相性が悪く、胃や肝臓、腎臓などにも悪影響を与えることがあります。

・プリン体を多く含む食品……気管支拡張成分(キサンチン類)との相性が悪い。

気管支ぜん息の薬などに含まれるキサンチン類は尿酸に変化します。プリン体と一緒に摂取すると尿酸が増加してしまうので注意したいものです。プリン体が多い食べ物には、大豆と大豆製品、牛や鶏のレバー、魚介類全般などがあります。

・納豆……ワルファリンとの相性が悪い。

ワルファリン(血液を固まりにくくする薬)を飲んでいる場合は、納豆との食べ合わせに注意しましょう。納豆菌はビタミンKを生成しますが、ビタミンKにはワルファリンの効果を弱める作用があります。そのため食べ合わせによっては効果が出ずに、血栓ができてしまうこともあるのです。納豆を食べた後もしばらくは腸内で納豆菌が生きているので気を付けましょう。

薬を飲む前に確認を

意外なものと薬の飲み合わせや食べ合わせで副作用が起きることもあります。そのためにも、普段からどんな薬を自分が飲んでいるか、お薬手帳などにメモしておきましょう。お薬手帳は薬同士の飲み合わせにも活躍します。
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