2017年1月9日 更新

薬で治らない?「メニエール病」でのお薬手帳の使い方

メニエール病をご存知でしょうか。詳しく知らなくても、その病名は耳にした事があるという方も多いのではないでしょうか。ここではメニエール病の場合の、お薬手帳を上手に活用したお薬の管理の仕方をご紹介します。メニエール病をお持ちの方や、身近にメニエール病の方がいる方などは是非ご参考にして頂き実際に活用してみて下さい。

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メニエール病の具体的な症状

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メニエール病の代表的な症状は、めまいや難聴です。その原因となるのは、内耳のリンパが増え、水ぶくれの状態となる内リンパ水腫です。内耳には、聞こえの細胞がある蝸牛と、平衡機能をつかさどる三半規管と耳石器で成り立っています。そのどちらが水ぶくれとなるかによって、出る症状も変わってきます。蝸牛の方が水ぶくれになれば、聞こえにくい、耳が詰まったような感覚になることがあり、三半規管の方が水ぶくれとなればめまいの症状になります。
また、めまいや耳の不具合などの症状が一度だけの場合はメニエール病とは診断されません。他にも同じような症状がでる病気はいくつかあるためです。めまいを伴う突発性難聴や、聴神経腫瘍、内耳梅毒、脳幹・小脳を中心とした中枢性疾患などもメニエール病に似たような症状が出る為、こういった類似の病気から除外できた場合にメニエール病と診断されます。メニエール病と確実に診断するには厳密な検査や観察が必要なのです。

メニエール病の治療方法

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メニエール病の診断には厳密な検査が必要ですが、具体的には目を閉じて足踏みをするなど、体のバランスの検査や、目の動きの異常を調べる検査を行います。耳に関しては耳内の診察と聴力検査を行います。メニエール病の症状にはめまいのみの場合と聞こえの不具合のみの場合もありますが、検査の中ではめまいのみの方でも隠れた難聴がないか、難聴のみの場合でも隠れためまいがないかも調べます。このような検査を行っていく上で小脳や脳幹の障害が発見される事もあります。具体的な治療方法では、症状が強く、吐き気があり薬を飲めない場合はめまいを止める点滴を行います。薬が飲める場合にはめまい止めを中心に、抗不安薬、循環改善薬、ビタミン剤などを組み合わせた薬を使用します。症状の初期に上手に薬を服用すれば大きな発作の予防や、症状を軽くすることができます。他にはそもそもの原因であるストレスや睡眠不足などを改善する必要もあります。

メニエール病の方の為のお薬手帳の活用方法

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メニエール病の代表的な症状はめまいや難聴ですが、その症状の度合いは人により千差万別です。めまいのみ、難聴のみ、めまいと難聴両方、またそれぞれの症状の強さも様々です。メニエール病の治療には適切な薬の服用が重要となります。服用する薬の種類としては、利尿剤、ステロイド剤、制吐剤、精神安定剤などがあります。症状に合わせてその内容や組み合わせ、量も変わってきますので、管理の仕方には十分注意をしなければなりません。そんな時に便利なのがお薬手帳です。お薬手帳は、自分が服用している薬の名前、量、使用方法などを記録できる手帳ですが、メニエール病の方が別の病気になってしまい薬を処方してもらう時に、医療機関でお薬手帳を提示すれば医師や薬剤師は薬を重複して出さない様にしたり、飲み合わせに注意したりしながら薬を処方します。また、メニエール病の方をはじめ、お薬手帳は常に携帯していれば旅行先や災害時などでも、自分の病気や服用している薬の内容について正確な情報を伝える事ができます。

まずは生活習慣を見直そう

メニエール病はストレスや睡眠不足などが主な原因となる、めまいや難聴が症状の病気です。もともとの原因を取り除く生活習慣の改善と、薬の服用により症状を軽減していきます。薬の種類は症状や度合いにより様々ですので、お薬手帳を使う事、携帯する事で、服用している薬を正確に記録し、他の病気になった時の薬の処方も適切に行う事ができます。
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スクヨカ編集部 スクヨカ編集部