2017年1月9日 更新

睡眠習慣は5歳までに整わないと学校生活に支障が!?

睡眠の質や規則正しい睡眠習慣が大切なことを分かっている大人は多いでしょう。しかし、大人だけではなく実は子供にも睡眠習慣が整っていないせいで生活に支障が出ることあるのです。最悪の場合、学校生活にも響きかねません。では、5歳までに睡眠習慣を整えないとどんな影響があるのでしょうか。今回はそんなリスクをご紹介いたします。

33 view お気に入り 0

それぞれの時期に必要な睡眠時間が違う理由

Free photo: Baby, Handle, Tiny, Father, Family - Free Image on Pixabay - 428395 (4062)

必要な睡眠時間や睡眠習慣は、子供の成長過程によってそれぞれ違います。生後2か月頃までは、14~15時間もトータルで眠っていますが、この頃の赤ちゃんにはまだ昼と夜の区別がありません。1歳を超える頃は少し少なくなり、13時間程度の睡眠時間になります。昼夜の区別がついて、まとめて眠れるようになってきたからです。そして、幼稚園などに入り、活発に活動する3、4歳ころからは12時間程度の睡眠時間が必要とされています。睡眠の質が深くなるのです。これらの理想的な睡眠時間を確保するためには、早寝早起きを心がけて、休みの日も同じ生活リズムでいるようにしなければいけません。夜、眠っている間に、成長に必要な成長ホルモンが分泌されるのです。それを促すためにも質のいい睡眠時間を確保し、それをきちんとした習慣にしておきたいものです。就学前の5歳ころまでに睡眠習慣をきちんと整えておきましょう。

睡眠中の成長ホルモンの役割

Free photo: Clock, Time, Stopwatch, Wrist Watch - Free Image on Pixabay - 95330 (4061)

夜の睡眠中に分泌される成長ホルモンですが、22時から翌2時の間に最も分泌量が増えることがわかっています。睡眠に入ってから2時間の間が成長ホルモンの大量分泌時なので、夜の9時には眠る体勢に入っていたいものです。成長ホルモンは、軟骨細胞の分裂を促して、身長を伸ばしてくれます。「寝る子は育つと」はそういう理屈から出来たことわざなのです。また、脳の疲労も回復してくれます。脳が回復しなければ、集中力や記憶力、知能の発達が高められません。成長ホルモンには筋力をつける効果もあります。代謝を活発にしてくれます。子供の成長に必要な睡眠習慣ですが、5歳までに規則正しい睡眠習慣を身につけておかないと、就学後の行動に影響がある可能性があるとの研究結果があります。

5歳までに正しい睡眠習慣を

 (3136)

2013年、イギリスのユニバーシティ・カレッジ・ロンドンで行われた研究で、7歳の子供およそ1,000人を対象にしたものがあります。それによると、3歳、5歳、7歳の睡眠習慣と学校生活の行動などを、本人の周りの人に聞き取ったら、ひとつの傾向が見えてきました。睡眠習慣が乱れて、就寝時間が不規則だったり、寝つきが悪かったりする子供は、落着きがなく、情緒が不安定な傾向があります。そして学習の程度にも影響が見られるようです。できるだけ、子供のうちから適切な睡眠時間を確保し、正しい睡眠習慣を身に付けさせてあげたいものです。

早寝早起きは成長のもと

現代社会では母子家庭、父子家庭で親が遅く帰宅したり、またテレビなどの誘惑も多く、子供を早く就寝させてあげたいと思っていても、なかなか思うようにならないこともあるでしょう。出来る範囲から少しずつ、良い睡眠習慣を身に付けさせてあげることで子供の成長を促すことができます。
参考:
Kate E. Williams et al.: British Journal of Educational Psychology. 2016 Feb 25; 10.1111/bjep.12109

Yvonne Kelly. Et.al.: Pediatrics: 2013 Oct.
12 件

当社が提供する記事を閲覧した利用者側の解釈について、正確性、完全性、有益性、特定の目的への適合性まで責任を負うものではありません。また、この記事を閲覧した利用者が、記事内容を元に行った判断・行動、それに伴う結果を保証するものでもありません。利用者さまご自身の責任の下に、判断・行動をして頂くようお願い致します。

関連する記事 こんな記事も人気です♪

プレママのためのお薬手帳活用法!

プレママのためのお薬手帳活用法!

妊娠を考えた時からいろいろと心配なことがたくさん増えるでしょう。タイミングや人とのお付き合い、日々の生活など当たり前にやっていたことが妊娠に影響がないか不安になるものです。更に授乳期などでも母乳を通して赤ちゃんに影響がでないかと考えるときりがありません。お母さんと赤ちゃんは生まれてからもつながりが強い分、アルコールや薬について知っておくべきことを考えてみましょう。
お母さん必見!小児のためのお薬手帳の使い方

お母さん必見!小児のためのお薬手帳の使い方

大人でも小児でもひとり一冊、必ず持っておきたいお薬手帳!病院で処方されたお薬を、調剤薬局で入手するといただけるお薬情報が書かれたものを貼り付けておくこのお薬手帳。ただお薬の情報を手帳に保存しておくだけでなく活用しましょう!処方された薬に対しての反応や小児の場合は体重を記載しておいたほうがいいのです。
マイコプラズマ肺炎の症状をチェック!薬の副作用も確認しよう

マイコプラズマ肺炎の症状をチェック!薬の副作用も確認しよう

現在「マイコプラズマ肺炎」という病名をよく耳にするでしょう。肺炎となると症状自体が軽く自然治癒できる場合もありますが、入院といった重症化する場合も増えています。症状が悪化してしまった場合には、抗生剤を用いての治療が必要となりますが、薬での治療となると副作用などが心配になるでしょう。使用する薬によってどのような副作用があるのか理解しておきましょう。
夜型でも寝坊しない!?目覚まし不要で朝起きるコツ

夜型でも寝坊しない!?目覚まし不要で朝起きるコツ

残業や家事など、夜遅くまでしなければいけないことが多い現代社会ですが、朝寝坊をせずに済むコツがあれば知りたいですよね。できれば、すっきりと目覚められれば最高です。今回はそんな夜型人間でも寝坊しないコツを、お教えします。これで明日から目覚ましが不要になるかもしれません!?
子供の便秘も増えている?!原因と解消方法

子供の便秘も増えている?!原因と解消方法

幼児の便秘は大人の便秘とは異なり正しい原因を理解していないと非常に危険なケースを招いてしまう可能性があります。また、便が毎日出ていても宿便が溜まっていることも。今回は、幼児の便秘についてご紹介します。自分のお子さんが便秘かどうかを判断する基準をしっかり学びましょう。

この記事のキーワード

この記事のキュレーター

スクヨカ編集部 スクヨカ編集部