目の充血には種類がある
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一般的に、目の白目の部分が赤くなっていると充血しているということになるのですが、その充血の仕方によって「結膜充血」と「毛様充血」の2種類に分けることができるのはご存知でしょうか。どちらの充血なのかをきちんと見極めることでその後の対処法や治療が異なってきます。「結膜充血」とはその名の通り、結膜と呼ばれる部分が赤くなっている状態を指します。結膜には、白目をいう「眼球」とまぶたの裏の「眼瞼」の2つがあり、よくある結膜炎では、この「結膜充血」が起きていることが多いのです。
充血に見える病気がある!?
一方、角膜や黒目の周りが赤くなっていることを指すのが「毛様充血」です。虹彩炎や角膜疾患、そしてぶどう膜炎などが原因で発症します。この場合、「結膜充血」よりも重病度が高いので、治療が必要です。
さらに、充血と間違いやすい目の出血があります。出血といっても目の奥で起きているため、目の表面では充血しているように見え、勘違いをする人もいます。白目が真っ赤になり見た目も分かりやすい「結膜下出血」はその代表といえます。この場合は、見た目が派手なので驚きますが、特に治療が必要なく、自然と出血が引くのを待つだけしかできることはありません。
さらに、充血と間違いやすい目の出血があります。出血といっても目の奥で起きているため、目の表面では充血しているように見え、勘違いをする人もいます。白目が真っ赤になり見た目も分かりやすい「結膜下出血」はその代表といえます。この場合は、見た目が派手なので驚きますが、特に治療が必要なく、自然と出血が引くのを待つだけしかできることはありません。
充血を見た目で判断する
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「結膜充血」なのか「毛様充血」なのかを素人が見た目で判断するのは非常に困難です。しかし見分けるコツとしては、黒目から離れるに従って充血が強くなっている場所があったり、あっかんべーをして眼瞼が赤くなっていれば「結膜充血」、黒目付近が充血が強くなっている場合は、「毛様充血」の可能性があります。しかしこれらは、両方の充血が混ざっている場合もあるので、一度眼科で診察してもらうのが懸命です。
目を大切に
今回ご紹介したこと意外にも、ドライアイや花粉症、コンタクトによる影響や紫外線によってなど、目の充血を引き起こす原因はさまざまに考えられます。場合によっては失明をもたらす重大な充血かもしれず、意外とあなどれないものなのです。充血を見つけたら目のSOSと捉えて、早期に治療をするようにしましょう。
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