2017年2月11日 更新

意外と知らない「RSウイルス」の怖さ・・・乳児は特に注意が必要!【お薬手帳メモ】

「RSウイルス」はインフルエンザウイルスのようにワクチンがなく事前に予防接種などで対策することができないウイルスです。呼吸器系に感染し、2歳頃までにほぼ100%の子供がかかります。また、1度かかっても小さな子供は免疫が十分にできていないので何度もかかってしまうのが特徴です。今回は、「RSウイルス」の症状と治療法をご紹介します。

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「RSウイルス」の予防方法

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「RSウイルス」は冬から春にかけて流行するもので乳幼児気道感染症の重要なウイルスとされています。非常に感染力が強いもので、ドアノブやおもちゃなどの物にウイルスが付着すると4〜7時間もの間、感染力が持続します。

免疫力の低い乳幼児が感染しないためにも、「RSウイルス」が流行するシーズンは特に大人である私たちが注意してあげる必要があります。外出する際には、マスクを必ず着用してうがいや手洗いを心がけるようにしてください。また、食事の前や鼻をかんだ後なども手洗いをするようにしましょう。さらに、お子さんを連れて外出するときは、なるべく人ごみを避けるよう配慮するようにしましょう。

「RSウイルス」の治療

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冒頭で少し述べたように、「RSウイルス」は日本だけでなく世界中で発症されています。
しかし、このウィルスに対して現段階では効果のあるワクチンはないといわれています。「RSウイルス」の治療薬は特殊なものとして、めったに使用されることはありません。発熱したら、通常の風邪のようにクーリングをし、熱を下げるために抗生物質を処方する治療になります。
感染しても症状が軽ければ、十分な睡眠をとり安静にして経過を見るのが一般的です。症状がひどくなった場合は以下のような治療がおこなわれます。「RSウイルス」による発熱には、体を冷やすとともに「アセトアミノフェン」などの解熱薬を使用します。風邪の症状でもよくある、呼吸をするときにゼーゼーと音が聞こえる場合は、「鎮咳去痰薬」や「気管支拡張薬」を使用します。また喉や気管の通りを良くするために、水分補給をよく行って細菌を排出することが必要です。
幼児の場合は、早い段階から「DSCG」などの予防薬を使用することもあります。幼児は、長期間にわたって喘息を繰り返す恐れがあるためです。

「RSウイルス」のワクチンとは

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インフルエンザウイルス同様にワクチンがないのが、「RSウイルス」の特徴です。しかし、基準の対象となる乳児に対しては命に関わるケースもあるので「RSウイルス」を防ぐための注射薬を使用することもあります。
この注射薬とは、遺伝子組み換え技術を利用して作られた「モノクローナル抗体製剤」で「パリビズマブ」と呼ばれます。「RSウイルス」が流行り出したら初期の段階で投与して、その後1ヶ月ごとに筋肉注射を行います。この対象となる乳児は「在胎期間28週以下の早産で、12か月齢以下の新生児」、「在胎期間29~35週の早産で、6か月齢以下の新生児」などの厚生労働省によるいくつかの条件があるので、医師に1度相談してみるのが良いでしょう。

予防は日々の生活から

治療のためのワクチンがなくても、予防できることはたくさんあるので、少しでも生活の中で注意するよう工夫をするようにしましょう。また、感染してしまった際は、お薬手帳を活用して食事や治療法を医師と相談してみてください。お薬手帳は、病気をしっかり理解する上でも非常に有効なものであり積極的に利用していくべきものです。特に、子供がいらっしゃる方はお薬手帳を活用し責任を持ってお子様の健康と向き合っていく必要があります。
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スクヨカ編集部 | 19,911 view

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