2017年6月7日 更新

高齢者だけじゃない!赤ちゃんにも注意したい「誤涎性肺炎」とは

「誤涎性肺炎」 という言葉を聞いたことがある人はあまり多くないかもしれません。飲み込んだ食べ物などが食道に誤って入り、その食べ物に付着した細菌が感染して起こる肺炎で、高齢者や赤ちゃんに多い病気とされています。ここでは「誤涎性肺炎」の症状や注意点などを見ていきます。

「誤涎性肺炎」の症状—高齢者の場合—

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肺炎と聞くと高熱や咳という症状が思い浮かびますが、「誤涎性肺炎」はこれらの症状が見られません。たいしたことがないと思い込んでしまうので、発見が遅れます。さらには、赤ちゃんは自分で症状を伝えることはできませんし、高齢者は風邪の初期症状と思い重病化していきます。どんな方が起こりやすいのか、原因をしっかり把握しておくことが大事です。まず高齢者の「誤涎性肺炎」ですが、70歳以上の肺炎の場合はうち70%以上が「誤涎性肺炎」にかかっているといわれています。「飲み込みが悪くなった」「咳の反射が低下している」「胃液が逆流している」などの症状が見受けられる方は、特に注意が必要です。人間は、食べ物が喉を通るとき食べ物が気管に入らないように脳が気管を防ぐ指令を出しますが、高齢者の場合は指令が遅れることで食べ物が気管に入り、それと一緒に細菌が肺に入って炎症を起こすケースが見られます。これらを防ぐためには食事のときはなるべく前かがみになることや、飲み込みやすいものを食べるのが良いでしょう。

「誤涎性肺炎」の症状—赤ちゃんの場合—

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赤ちゃんは身体の機能が未発達のため、うまく食べ物を飲み込めず誤って気管に入ってしまうことがあります。気管に入った直後は、特にむせたりもせず、ケロッとしてしまうこともあるのでまわりの大人も気づきにくいのです。また咳がすぐ出るわけでもないので「肺炎=咳」の印象を持っていると余計分からないでしょう。このような状態になる前に、赤ちゃんのいる方は弾力性のある食べ物を避けるようにしたり、細かく刻んであげたりして調理をする上で工夫をしましょう。また、食事の際には赤ちゃんの食べているところをしっかり見てあげてください。赤ちゃんの治療は、聴診器で肺の音を確認して胸部X線で異物を確認する検査が行われます。対処が遅れると回復にも時間がかかるので、少しでも気になったら病院に連れて行くようにしましょう。

まとめ

「誤涎性肺炎」は、高齢者や赤ちゃんにとって身近であり、本人だけでなくまわりも一緒に気をつけてあげる必要があります。いつもと様子が違ったり、気になる症状が出てきたら早めに医者に見てもらいましょう。少しの注意で、未然に防ぐことができるのでさっそく意識してみてください。
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スクヨカ編集部 スクヨカ編集部