2017年1月22日 更新

ママの疑問、乳幼児指導加算と薬歴管理指導加算ってどっちもかかるの?

平成26年の調剤報酬改定は、平成28年に改めて改定されました。その中で乳幼児指導加算と薬歴指導加算は、前の改定よりもプラス加算となりました。小さな子供を持つ母親からすると薬歴指導加算でついて乳幼児指導加算も両方ともかかってしまうのかという疑問があります。平成28年の調剤報酬改定でどのように変わっていったのかどのように加算されるのかをみていきます。

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乳幼児指導加算とは何なのか

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乳幼児指導加算とは、薬を処方した時に薬の効果や副作用の他に子供への薬の服用方法や誤飲防止などの特別な指導を行い、お薬手帳にその指導方法を記載した時に算定できる点数のことです。算定要件として、6才未満であること、体重がわかること、乳幼児の服用に関する指導を行ったこと、手帳に指導内容を記載したことが挙げられます。平成26年に調剤報酬改定では、4点と少ない点数でしたが、平成28年では、10点に増額されました。しかし、何もしないでも10点が加算されるわけではないので、しっかりと指導をしてもらって点数が加算されます。また、重要なのは、服用に関しての指導なので薬の効果や副作用の説明は特別な指導に当てはまりません。この場合は、乳幼児指導加算に算定されません。手帳に記載して算定が認められるのでシールで記載している薬局が多くあります。その中でお薬手帳を忘れてシールのみ渡されてシールにのみ記載されている場合でも乳幼児指導加算に算定されません。

薬歴管理指導加算とは何なのか

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薬歴管理指導加算とは、服薬状況の一元的な把握のため、患者さんが同じ保険薬局に繰り返し来局することを勧めるために初回の来局に比べて2回目以降の来局の時の点数加算を低くします。ただし、お薬手帳を持参しなかった患者さんや調剤基本料の特例対象となる保険薬局は除きます。平成26年までの調剤報酬改定までは、保険薬局に繰り返し来局するとマイナス加算になっていましたが、平成28年の調剤報酬改定では、お薬手帳を持参しないと2回目以降の来局の点数加算が高くなってしまします。今までと違いお薬手帳の必要性が重要となりました。薬歴管理指導加算も乳幼児指導加算と同様に、薬剤師が薬の情報を説明し、薬の服用歴、患者さんのアレルギーや体質を考慮し、必要な指導を行うことによって算定されます。お薬手帳は、服用中の薬の管理や緊急時の薬の相互作用のチェックに役立つので保険薬局に来局する場合は、必ず持参するようにしましょう。

薬歴管理指導加算と乳幼児指導加算

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平成28年の調剤報酬改定によって薬歴指導加算も乳幼児指導加算もプラス改定となっています。改定されてからは、乳幼児指導加算の方は、あまりかわっていないのですが、薬歴指導加算の方は、従来と同じ処方内容にもかかわらず当該加算を続けて算定する場合には、指導が必要な内容を重点的に行いその内容を記載することと新しく改定されました。また、薬歴指導加算と乳幼児指導加算は、同時に算定することはできません。なぜなら、まず薬歴指導加算には、お薬手帳を患者さんが持参したかしていないかで点数が変わるからです。乳幼児指導加算の方は、お薬手帳に服薬指導内容を記載しておくことによって算定されるものなので、お薬手帳なしの34点が加算された場合、患者さんはお薬手帳を持参しなかったと申告しているようなものになるので、お薬手帳がないと算定することができなく、乳幼児指導加算と薬歴指導加算を一緒にとると算定結果に矛盾が生じてしまいます。

大事なのはお薬手帳の有無

薬歴指導加算も乳幼児指導加算も改定後はプラス加算となりましたが、それ以上にお薬手帳を持参することの必要性が1番謳われています。お薬手帳が持参されないことで2回以降の来局した際の加算が高くなってしまったり、薬歴指導加算との同時加算では矛盾がうまれてしまいます。調剤報酬改定によってお薬手帳の持参は、とても必要なものになっています。
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スクヨカ編集部 スクヨカ編集部