2017年1月9日 更新

キャベツにステーキ、あんこも?!意外と知らない薬別NG組み合わせ【お薬手帳メモ】

薬は水で飲むようにといわれていますが、手元にないからといってジュースやお茶などで飲んだことはありませんか? 実は薬を水以外のもので飲むと、体に危険な作用をもたらすことがあるのです。また食べ物に関しても副作用を引き起こすことがあります。今回はやってはいけない薬の飲み合わせや食べ合わせをご紹介いたします。

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やってはいけない薬の飲み合わせ・食べ合わせ

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降圧剤×グレープフルーツジュース

降圧剤とグレープフルーツジュースを一緒に飲むと、ジュースに含まれる成分が薬の分解を妨げてしまい、必要以上に血圧が下がることでふらつきやめまいを起こす可能性があります。これは、グレープフルーツのフラボノイドの作用が原因で、フラボノイドの作用は半日以上続くとされています。グレープフルーツを食べたあとはしばらく降圧剤の服用は避けましょう。

解熱鎮痛剤×キャベツ

解熱鎮痛剤とキャベツを一緒に摂取すると、キャベツに含まれるグルクロン酸が頭痛薬の成分であるアセトアミノフェンを分解してしまい、頭痛薬を飲んだのにもかかわらずなかなか効かないといった事態になることがあります。風邪のときほど栄養がある野菜を食べようとしがちですが、キャベツと頭痛薬の組み合わせには注意したいですね。

頭痛薬×あんこ

頭痛薬とあんこを一緒に摂ると、あんこの糖分と薬の成分がくっつきやすいために吸収が遅れ、効果が薄れる可能性があります。

ぜんそく治療薬×ココア

ぜんそく治療薬とココアを一緒に飲むと、ココアの成分であるカフェインと治療薬の成分が同じような働きを持つため頭痛や不眠といった副作用が起きてしまう恐れがあります。

便秘薬×牛乳

腸で溶けるタイプの便秘薬と牛乳を一緒に飲むと、薬が胃で溶けてしまうことで腸に届く薬の量が減ってしまいます。便秘薬は通常腸に届くまでに溶けないよう、酸性に強い特殊なコーティングがされていますが、牛乳を飲むと胃液が中和され、薬の効果が十分に発揮されません。

胃腸薬×ステーキ

胃腸薬とステーキを一緒に食べると、薬の成分とステーキのタンパク質のリン酸と結びついてしまいます。そのために胃酸を中和する力が低下し、胃もたれする可能性があります。少なくとも食前の1時間前か、できれば空腹時に服用するのがベストです。

薬全般×お酒

薬全般とお酒を一緒に飲むと眠気・精神運動機能低下や、重篤な事態を引き起こす場合もあるため、絶対に避けましょう! 特に睡眠薬とアルコールを一緒に摂取することで記憶障害や呼吸障害が起こる恐れがあります。

まだまだある! 気を付けたいNGな組み合わせ

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またほかにも日常的に摂取する飲み物や食べ物で気をつけるべきものがあります。

ワルファリン(抗血栓薬)+納豆
納豆菌の作るビタミンKはワルファリンの効果を弱めるため、血栓ができやすくなってしまったりします。納豆を食べてしばらくは腸内で納豆菌が生きています。服用中は納豆を食べるのを控えましょう。

ビスフォスフォネート(骨粗鬆症の薬)+カルシウムの多いミネラルウォーター
カルシウムが薬の吸収を阻害してしまいます。ビスフォスフォネートは、通常起床時の空腹時のみに服用して、30分後に朝食を摂るものです。朝食時にカルシウムを摂取するのは問題ありません。

ニューキノロン系、テトラサイクリン系(抗菌薬)+牛乳、ヨーグルト
カルシウムと薬の成分が結合すると吸収されにくくなります。カルシウムが少ない抗菌薬もあるので、医師に相談してみるのも手です。

相互作用を防ぐために

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薬剤師は相互作用を防ぐために、処方箋をよくチェックしたり、過去に飲んでいた薬やお薬手帳に書かれた情報を確認しています。
・ ほかの病院で処方された薬を服用している場合
・ 一般用衣料品(市販薬)や健康食品など、サプリメントを利用している場合
上記に当てはまる人は、その旨を必ず医師や薬剤師に伝えましょう。
お薬手帳はさまざまな医療機関で出された薬を一括で管理します。病院などの医療機関や薬局に赴くときは、持参するのがベターです。つい持ち歩き忘れてしまうなどの心配がある人は、スマホアプリの「日薬eお薬手帳」を使用すると良いでしょう。(公社)日本薬剤師会が提供しているために信頼度も高く、薬剤師からもらう「保険調剤明細書」があれば、QRコードをスキャンすることで自動的に手帳に服用薬剤を登録してくれます。

日頃から相互作用には注意しよう

日常的に摂取する食べ物や飲み物と相性が悪い薬を飲んでしまった場合、副作用が起こる可能性があることが分かりました。ただし、多くの場合は避けることもできれば、副作用が起きる頻度もそれほど高くありません。必要以上に恐れて勝手に薬の服用を注意すると危険な状況を招いてしまうこともあります。あらかじめ薬や副作用に関しての情報を理解しておくことが大切です。
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スクヨカ編集部 スクヨカ編集部