冬になると「ウインターブルー」が増える?
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みなさんは「ウインターブルー」という言葉を知っているでしょうか。冬に輝く宝石の名前ではありません。マリッジブルーのような使われ方をするもので、これは冬季うつ病、季節性うつ病という症状を言います。日照時間が短くなる10月、11月くらいから症状があらわれ始め、日差しが長くなる3月頃に回復するためそのような呼ばれ方をします。
こういった季節性うつ病は、脳機能障害の一種です。「気力の低下」や「倦怠感」が主な症状で、長時間眠っても睡眠不足を感じ、更に睡眠が延長される「過眠」や「過食」を伴う可能性があります。症状が重くなると日常生活に支障をきたす場合もあります。
こういった季節性うつ病は、脳機能障害の一種です。「気力の低下」や「倦怠感」が主な症状で、長時間眠っても睡眠不足を感じ、更に睡眠が延長される「過眠」や「過食」を伴う可能性があります。症状が重くなると日常生活に支障をきたす場合もあります。
「季節性うつ病」を発症する理由
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季節性うつ病はなぜ秋から冬にかけて発症するのでしょうか。これは日照時間が減ると脳内にあるセロトニントランスポーター(SERT)と呼ばれるたんぱく質の量が変動するからです。これを調べるため、11人の季節性うつ病の患者と23人の健康な人を対象に陽電子断層撮影法という検査で脳にどのような変化があるかをデンマークにあるコペンハーゲン大学のチームが行いました。すると、うつ病の兆候が見られる人、夏に発症した人と比べ冬に発症した人は、SERTレベルが5%高くなっていました。SERTは神経伝達物質である「セロトニン」を回収し、神経伝達の調整をしています。SERTレベルが上がりセロトニンが不足することでうつ病の一因となっています。
季節性うつ病を緩和する方法
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セロトニンは太陽光を浴びることで体内の器官によって作られます。そのため積極的に浴びましょう。自然の光が一番ですが、日が短い冬では、自宅の照明を明るいものに替えるのも手です。治療になると「高照度光療法」が行われ、太陽光と同等の光を浴びます。これは、多くの患者に効果があるそうです。
また、やるべきことが整理されていると落ち込みを緩和できるそう。ToDoリストを作って優先順位を明確にしてあげましょう。更に、運動をすると改善が期待出来ます。運動をすると「ドーパミン」が分泌され、気持ちがコントロールされます。気持ちの落ち込みやイライラを解消する効果も得られますので、これを機に軽い運動を始めるのもいいかもしれません。
また、やるべきことが整理されていると落ち込みを緩和できるそう。ToDoリストを作って優先順位を明確にしてあげましょう。更に、運動をすると改善が期待出来ます。運動をすると「ドーパミン」が分泌され、気持ちがコントロールされます。気持ちの落ち込みやイライラを解消する効果も得られますので、これを機に軽い運動を始めるのもいいかもしれません。
太陽の光を浴びて・・・
一層寒いこの冬、やる気が出ない、気持ちが沈むと感じていて家にこもりがちな方は、太陽光を浴びましょう。その際、ジョギングなどの運動を一緒に行うとより良いでしょう。
より深刻になる前に気持ちを明るくして、今年の冬を乗り切りましょう!
より深刻になる前に気持ちを明るくして、今年の冬を乗り切りましょう!
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