起きる時間を強く意識するだけ?
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目覚まし不要ですっきり起きるコツとは、「起きる時間を強く意識して眠ること」です。そんな単純なことで、と感じる人もいるかもしれませんが、実はこれにはきちんと理由があります。まず、目覚まし時計や携帯電話のアラームなどで目覚める場合、睡眠状態からむりやり覚醒させられます。それに対して、自ら起きようとする「自己覚醒」だと、準備が整ってから目が覚めますので、叩き起こされるような目覚ましに比べて快適な目覚めとなるわけです。眠っている間の記憶はないものですが、私たちの体は寝ているときも、時間の流れを意識しています。自己覚醒はその能力を上手に使うというわけです。
睡眠中も時間の流れは把握している
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夜中に目が覚めたとして、時計を見る前に、大体これくらいの時間だな、と思ったら当たっていることはありませんか? 私たちの体は眠っている間も時間の流れを意識しているのです。そのため、「明日、7時に起きよう」と強く思って眠ることは、その時間経過の能力を意識して、使おうとすることになり、目覚めへとつながるのです。そもそも人は、目覚める前からその準備を始めています。私たちの体は睡眠から覚醒に移行するとき、脳波が変わり、血糖値が上がり、脳の血流が変わります。体全体で活動する準備を整えているのです。自己覚醒とは体のそんな能力に注目したものです。
どうやって自己覚醒をしたらいい?
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それではどのようにして、自己覚醒をしたらよいのでしょうか。睡眠障害や不眠症の方は少し難しいかもしれませんが、ほとんどの人は自己覚醒を試みていくうちに、可能になっていくようです。夜型の方も程度によりますが、毎日「明日はこの時間に起きるぞ」と心がけることで、成功するそうです。ただし、最低でも7日は続けて見ましょう。目覚まし時計を保険代わりにセットして、自己覚醒にトライしてみることが大事です。ちゃんと起きることができたらそれを喜ぶ、自分にご褒美をあげるなど、自己覚醒が楽しいことだと認識して行うとスムーズにいくはずです。生活習慣を整えることは人間が生きていく上でとても大切なこと。なるべく規則正しい生活を心がけたいものです。
レッツ!睡眠トレーニング!
私たちの体は、私たちが思っている以上に眠っている間にも働いてくれています。自己覚醒のトレーニングをおこなうのに、最初から目覚ましを使わないのは寝坊してしまう可能性もあり、リスクが大きいでしょう。最初は目覚ましと併用して、数日間自己覚醒に挑戦してみてください。
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