年齢層にあったお薬手帳の活用法
インターネット調査会社、マイボイスコムが結果を公開しているお薬手帳に通手のアンケートがあります。回答者は、50代以上の方が半数を占め、お薬関係のテーマへの関心が伺えます。お薬手帳の利用状況を調べたアンケートによると、お薬手帳の利用者は、71%と半数以上にわたり、その中でノート版のお薬手帳の利用者は71.3%、電子版お薬手帳の割合が1.9%となりました。回答をしたお薬手帳を利用する世代には、スマホになじみの薄い高齢者が多いこともこの結果に影響しているようです。電子版のお薬手帳には、ノート型に比べ履歴を多く残せることや、お薬手帳を忘れるということもなくなり、万一の災害場面でも利用することができるなど多くの利点があります。また、家族分の登録も可能な為、スマホに馴染みのない高齢者の方々のお薬手帳を家族が把握することができるので、シニア世代を持つ方々にとって、万一の場合にもスムーズに対応することが可能になります。
お薬手帳で高齢者を守る
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アレルギーや副作用歴、薬の重複や相互作用を防ぐため、薬の使用歴を記録するためのお薬手帳は、受診する際に、医師に提示する他、薬局で薬を処方してもらう際に薬剤師が確認することにより防ぐことができます。より適切化した薬物治療につながるお薬手帳は、必要不可欠と言えます。日常的に、薬を服用する機会が多く頻繁に薬局を利用する高齢者のお薬手帳の利用率が高い反面、利用していない方々がいるのも現状です。複数の診療科を受診し、服用する薬剤の数も増えるとお薬の重複や相互作用が起こりやすくなってしまうのは確かです。薬が適正使用されるだけでなく、医療費の負担を軽減することにもなるお薬手帳の特性を高齢者の方々だけでなく、シニア世代を親に持つ、30代、40代の方々が理解し、活用していくことで、より適正化した治療につながります。一人一人意識し普及につなげていくことで、高齢者の健康を守ることにもつながっていくことになるでしょう。
お薬手帳で事故への注意喚起
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近年、高齢者がかかわる交通事故がよくニュースで見られるようになりました。それを受け県警は、お薬手帳を活用した事故防止の広報活動を始めました。シニア世代が薬局で薬を処方してもらうときに、薬の服用履歴を記録するためのお薬手帳に、自発公式反射材を貼り、事故に遭わないように注意喚起を図るというものです。高齢者は、日常的に薬を服用している人が多く、お薬手帳を8割近くの方々が利用しているということもあり、頻繁に目にとめてもらえるお薬手帳への貼り付けが効果的と考え、一部の店舗で薬剤師が手帳に貼り、事故防止の注意喚起を呼びかけています。色々な形で高齢者の身体の健康と安全を守るお薬手帳には、たくさんの利点があるようです。シニア世代を持つ30代40代の方々のお薬手帳の利用率も今後重要視され、お薬手帳を広めようと展開されていく中で、より一層高齢者の方々だけでなく、それぞれの世代にもお薬手帳が、活用されていくでしょう。
年とともに重要になるお薬手帳
高齢者が薬局で薬をもらう際に薬の服用履歴を記録するためのお薬手帳が、医療現場だけでなく、近年多発する交通事故への注意喚起を促すツールとしても活用されるようになりました。お年寄りの、身体の安全を守る為にもお薬手帳は、重要な役割を果たしています。今後、利用率が今一つのシニア世代を親に持つ世代の理解が高齢者の健康を守っていく上で重要な鍵となっていくでしょう。
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