2017年1月18日 更新

グルコサミンはサプリだから・・・サプリも薬、副作用もあるんです!【お薬手帳メモ】

最近メディアでも多く取り上げられ、耳にすることが多くなった「グルコサミン」。サプリなどで気軽に摂取できるのが特徴ですが、その効果について十分な知識はありますか? 飲み合わせによっては副作用が起きる可能性もあるので、あらかじめ理解しておきましょう。

172 view お気に入り 0

グルコサミンとは

 (5348)

グルコサミンは、肘や膝の痛みなどの関節痛に有効な成分として知られています。本来人間の骨の先端には軟骨があり、骨同士が直接的にこすれ合うのを防いでいます。軟骨がクッションの役割を果たすことで、関節をなめらかに動かすことができるのです。軟骨の生成を促すのがグルコサミンで、ブドウ糖とアミノ酸が結びついたアミノ糖という物質のひとつです。グルコサミンは年齢とともに体内で作られる量が減少していくため、高齢者を中心にサプリメントなどで補おうとする人が増えてきています。またスポーツや登山、トレッキングなど関節をよく動かす趣味を持っている人にもグルコサミンはおすすめの成分といえるでしょう。

グルコサミンの副作用について知ろう

 (5349)

グルコサミンは比較的安全性が高いサプリであると知られていますが、特にアレルギーを持っている人やほかに服用している薬剤がある場合は、グルコサミンサプリを摂取しても大丈夫なのか医師に確認しておいた方が良いでしょう。
グルコサミンはもともと人間の体内でも合成される成分です。サプリを摂取するにしても適量は成人男性で1日1,500mgが目安とされています。摂取量がオーバーしてしまうと場合によっては、胃痛や胸焼け、便秘や下痢など軽い副作用が起きることもあるので注意しましょう。もともと胃腸が弱いという方は摂取量の目安に限らず、量を調整した方が良い可能性もあります。またグルコサミンサプリにはコンドロイチンという成分が含まれていることが多くあります。コンドロイチンは人間の体内でも生成されるものですが、サプリなどに含有されている成分はおもにサメ軟骨から抽出される栄養素がもとになっています。コンドロイチンにもグルコサミン同様、胃腸症状を起こすケースがあり、脱毛、むくみ、まぶたの腫れが生じる恐れもあります。また甲殻類アレルギーがある場合には、グルコサミンサプリの服用に注意が必要です。エビやカニの殻を原料としてグルコサミンを抽出しているものもあるため、甲殻類アレルギーがある人は服用をやめるか、医師に相談してみた方が良いでしょう。

ほかの薬との飲み合わせにも注意が必要

 (5346)

グルコサミンやコンドロイチンのサプリを摂取するにあたり、ほかの薬との飲み合わせにも注意しましょう。グルコサミンサプリの服用により、肝障害が起きたという報告がありますが、マルチビタミンやほかのサプリを同時に服用していたり、持病の薬との飲み合わせが原因となっていた場合も多いとされています。
またグルコサミンやコンドロイチンは抗凝固薬のワルファリンの薬の効果を強める作用もあります。抗凝固薬には血液凝固を阻害する役割があり、血栓症や心筋梗塞、脳卒中などにも有効です。しかしグルコサミンやコンドロイチンなどを併用することで効き目が強く出すぎてしまうと出血が発生する恐れもあります。また、糖尿病や、高脂血症、高血圧を持病に抱えている人は、グルコサミンの使用により、血糖値やコレステロール値、血圧などに影響を与える可能性もあります。上記の持病を抱えている場合は、医師とよく相談をしてグルコサミンの使用を検討した方が無難です。

お薬手帳にメモする習慣を

 (5347)

サプリといえども、過度な摂取や、持病との相性、またほか薬剤との飲み合わせによっては思わぬ副作用をもたらすこともあります。普段からお薬手帳を活用し、服用している薬との相性を医師に相談することで自分の健康を守ることが大切です。
12 件

当社が提供する記事を閲覧した利用者側の解釈について、正確性、完全性、有益性、特定の目的への適合性まで責任を負うものではありません。また、この記事を閲覧した利用者が、記事内容を元に行った判断・行動、それに伴う結果を保証するものでもありません。利用者さまご自身の責任の下に、判断・行動をして頂くようお願い致します。

関連する記事 こんな記事も人気です♪

抗がん剤の副作用、辛い手足のしびれは漢方薬で抑えられるかも?【お薬手帳メモ】

抗がん剤の副作用、辛い手足のしびれは漢方薬で抑えられるかも?【お薬手帳メモ】

病気に馴染みのない人でも、抗がん剤と聞けば副作用という言葉が思い当たるほど、両者は切っても切れない関係にあります。抗がん剤の副作用の中でも「手足のしびれ」は代表的ですが、漢方薬によって和らげることができるという結果がでています。今回は、抗がん剤との上手な付き合い方について考えてみましょう。
あなたのサプリは大丈夫?こんな病気の人は要注意!【お薬手帳メモ】

あなたのサプリは大丈夫?こんな病気の人は要注意!【お薬手帳メモ】

忙しい現代人にとってバランスのとれた食事をすることは、なかなか難しいこと。手軽なサプリを飲んで栄養補給をしようとしている人も多いのではないでしょうか。サプリは食事の延長線上にあるとつい捉えてしまいがちですが、サプリと薬の組み合わせによっては注意が必要なものがあります。今回はサプリと病気の関係性に関してみてみましょう。
子供が高熱に!市販薬は大丈夫?とお悩みの方へ【お薬手帳メモ】

子供が高熱に!市販薬は大丈夫?とお悩みの方へ【お薬手帳メモ】

大人と違い、子供は思いがけず病気になったり、その症状が見えづらかったりするもの。子供を持つ親ならだれでも不安となることでしょう。今回はお子様が高熱を発症した際、市販薬で対応するべきかどうか悩んでいる親御さん向けにその是非を考えてみましょう。
スクヨカ編集部 | 1,053 view
ビタミン摂取にも上限があるって知ってた?摂っていい量と飲み合わせ【お薬手帳メモ】

ビタミン摂取にも上限があるって知ってた?摂っていい量と飲み合わせ【お薬手帳メモ】

朝ごはんを食べる時間がなかったり、夜遅くて自炊する元気がなかったりなど、食生活に気を付けたいと思っていても現実はままならないものです。不足しがちなビタミンをサプリメントなどで補う方も多いのではないでしょうか。ただ、ビタミンも摂取量に注意しなくては副作用が出ることもあります。ビタミンの摂取量の上限と、飲み合わせについて調べてみました。
風邪はひき始めが肝心!葛根湯についてまとめ【お薬手帳メモ】

風邪はひき始めが肝心!葛根湯についてまとめ【お薬手帳メモ】

「もしかして風邪かも」と感じたら、漢方薬である葛根湯がおすすめです。葛根湯は風邪のひき始めに効果があるとされていますが、病院で処方されることもあれば、薬局などで購入することもできます。今回は風邪の初期症状を感じたらぜひ試してみたい葛根湯の役割や、効果的な飲み方、注意点をご紹介します。

この記事のキーワード

この記事のキュレーター

スクヨカ編集部 スクヨカ編集部