2017年1月24日 更新

糖尿病でも旅行したい!もっていくべき持ち物リスト

糖尿病になると、家庭では通常インスリンの薬、血糖測定器や体重計が必要ですが、旅行などの外出時にはこれに加え糖尿病連携手帳・お薬手帳や糖尿病IDカードなどの持参が必須となります。低血糖を防ぐためのブドウ糖(または砂糖)も必要です。血糖測定器や食事が摂れないときの補食(アメ、ビスケットなど)、また海外旅行では治療に必要な薬や注射器と英文の診断書または英文カードが必要でしょう。

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旅行の際に必要な持ち物

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旅行時にはまず糖尿病連携手帳が必携となります。これには検査値や治療内容、合併症の検査所見などが記録されており、病診の地域連携という役割を担う手帳です。糖尿病と診断されたら持つべき管理のための手帳です。これに自己管理ノートを添えると良いでしょう。血糖を自己測定している場合この自己管理ノートに結果を記録しておくことで血糖コントロールができるとともに経過を医療従事者に示すことができます。1冊で1年分記録できて、複写式になっているのでコピーを医師に渡すことができます。
そして、お薬手帳も忘れず携帯しましょう。服薬履歴や病歴が第三者にも良くわかるからです。
糖尿病患者用IDカード(緊急連絡用カード)もあると安全です。特に薬物療法をされている方は常に携帯したいカードです。 急な低血糖や交通事故などの緊急時に、周囲や医療従事者に糖尿病であることを知らせ、迅速で適切な処置を促します。海外旅行で は英文診断書や英文版糖尿病カードがあれば安心です。

必要な薬剤や器具などの留意すべき点

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インスリン・GLP-1受容体作動薬などの糖尿病の薬は予備的に旅行日数に必要な倍の量を分けて持参します。胃腸薬、風邪薬、吐き気止めなど簡単な常備薬も用意します。食事が遅れた時に役立つビスケットなどの補食も欲しいところです。航空利用の場合や海外旅行の場合、注射針、アルコール綿、血糖測定の器具は必ず手荷物に入れ預け荷物に入れないよう注意します。持ち込む事など事前に航空会社に連絡しておくことで、未然にトラブルを招かない事ができます。糖尿病治療薬セットの機内持ち込み証明書も必要に応じて準備します。急な低血糖の対策となるブドウ糖などはすぐ手に届くところに入れておきましょう。
インスリンやGLP-1受容体作動薬の注射液は、預け荷物にすると薬液が凍って成分が無効になってしまう畏れや、万一荷物が目的地に届かない場合渡航先で困る危険性もあり注意が必要です。
尚、糖尿病である事を事前に伝えておくと糖尿病食を機内食に準備してくれる航空会社が多くあります。

その他の事前準備と注意点

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糖尿病の方は、余裕を持たせたスケジュールで旅行計画を立てましょう。事前に航空会社や旅行会社と緊密に連絡を取って旅程をしっかり確認します。訪問先の医療事情や医療機関なども調べておき、不測の事態に備えることも必要でしょう。
海外では入国審査で手荷物をチェックされるので、薬や注射器など器具の説明ができるようあらかじめ英語でメモを準備し、英文の糖尿病治療薬セットの機内持込証明書があれば尚可です。
また、海外旅行傷害保険に入っておくことも重要です。保険加入に際しては持病の申告が必要な場合は糖尿病であることをきちんと申告しておきます。渡航先によっては感染症に注意し予防接種が必要です。感染を糖尿病の方が起こすと治りにくく、重篤な状態になり易いので、予防が一番です。空港のセキュリティチェックでは、注射薬の機内持ち込みは薬剤とわかるようにパッケージははがさず、液体の持ち込み基準に従います。
インスリンポンプを使用の方は、X線による検査の際には外します。金属探知機で行われるセキュリティチェックは着けたままでOKです。

旅行したいなら我慢しないで

糖尿病だから旅行などは無理、と考えるのでなく、それどころか、好きな場所や日常と異なる場所へ行くことは、ストレス解消としても有益で、糖尿病治療の一環として取り入れるという考えもあります。ただし気分が高揚して必要以上に食べたり運動したりは禁物です。持ち物や事前準備に万全を期し、食事や海外時差をコントロールしながら、一味違うライフスタイルを味わって前向きにプラス志向で旅を続けましょう。
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スクヨカ編集部 スクヨカ編集部