研究によるポジティブ思考の結果
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ポジティブ研究の第一人者のエッティンゲン博士が、67名の生徒を対象に行った実験によると、前向きな考えをした学生は、実験直後は気分が良くなっても、その1ヶ月後にはうつ病状態に陥ってしまう人が多々見受けられたとのことでした。そのうつ状態は7ヶ月も続き、普段からポジティブ思考が強い人は長期でみるとうつ状態になる傾向が高いということが分かる結果に終わりました。
この実験だけがすべてではないですが、一般的にもうつとはいかないまでも、モチベーション低下になってしまう人が多いみたいです。「ポジティブシンキングの方がいい」という自己啓発が時代のトレンドということもあり、知らないうちに脳に考え方が埋め込まれて、悪影響を及ぼしているのかもしれません。
この実験だけがすべてではないですが、一般的にもうつとはいかないまでも、モチベーション低下になってしまう人が多いみたいです。「ポジティブシンキングの方がいい」という自己啓発が時代のトレンドということもあり、知らないうちに脳に考え方が埋め込まれて、悪影響を及ぼしているのかもしれません。
ポジティブ思考との付き合い方
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そうはいっても、ポジティブ思考が悪いわけではなく、脳に一時的な安らぎを与えるには最高の考え方なので、すべてを否定する必要はありません。差し迫った不安や悩みを除去して、苦しい状況をコントロールすることができるのです。
ポジティブ思考は、何かに希望を持ちたいときや夢を叶えるときなど、状況によっては大いに役に立ちます。大切なのは、ポジティブ思考の限界をしっかり理解して、そこに多くのことを望まないようにすることなのです。現実をしっかりとみることのできる客観的思考を常に持ちつつ、考え方のみをプラスにキープすればうつ状態になるのを回避することができることでしょう。
ポジティブ思考は、何かに希望を持ちたいときや夢を叶えるときなど、状況によっては大いに役に立ちます。大切なのは、ポジティブ思考の限界をしっかり理解して、そこに多くのことを望まないようにすることなのです。現実をしっかりとみることのできる客観的思考を常に持ちつつ、考え方のみをプラスにキープすればうつ状態になるのを回避することができることでしょう。
シチュエーションごとのプラス思考
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海外ではポジティブ思考に関する、あらゆる場面においての実験がされています。ダイエットや恋愛、成績アップなど、いずれにおいても自分が成功する様子をイメージしてもらい、しばらくしてから再び調査をしたところ、プラス思考に物ごとをとらえていた人ほど成功する確立が低いという結果になりました。このような事例からも、ポジティブに考えていれば必ずしも成功することがないということが分かります。
ポジティブ思考もセルフコントロールが大切
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現代では学校や職場などでもプラス思考な考え方が推奨されており、また自己啓発のセミナーなどが開催されているところもあります。身を置く環境や社会によりプラス思考が強いられていますが、これは必ずしもプラスに働くわけではないのでポジティブな考え方にすべてを委ねないように意識的に冷静な思考を兼ね揃えておくことが重要です。
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