2017年1月1日 更新

歯科医院にも!必ずお薬手帳を持っていこう

歯科医院を初めて受診した際に、問診票を書くように言われます。そこには、今回歯科医院を受診した理由や歯や口の中の気になっていることは何か、などの項目の他に、これまでの病歴や持病の有無、現在服用している薬があるかどうかなどについて尋ねる項目があります。これらの情報は患者の歯科治療を安全に行うためにとても大切な確認事項です。

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持病のある人が歯科治療を受ける時の注意点

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持病の治療をするために服用することが必要な薬であっても、歯科治療を行う際には副作用が出てしまうことがあります。そのため、持病があって他の診療科に通院している、または他に飲んでいる薬がある場合は、問診票の中または診療の場において、必ず歯医者さんに伝えるようにしましょう。
歯医者にかかる時に書く問診票は、患者さんの歯はもちろんのこと、体全体の健康を守るために、また歯科治療を安全に行うためにとても大切です。最初に問診票に書いた後で健康状態に変化があったり、持病の治療法が変わったり薬が変わったりした時も、必ずその旨を伝えるようにしましょう。現在どんな持病を抱えていて、どこの病院にかかっていて主治医の先生は誰か、ということを歯医者さんにあらかじめ伝えておくと、歯医者さんと持病の主治医の先生との間で連携して治療を行うことも可能です。
これらは、自分のための情報提供です。結果的に、患者自身より良い歯科治療を受けられることにつながりますので、意識しておきましょう。

安全に歯科治療を受けるために

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持病があって、現在その持病を治療するための薬を服用している人は、歯科の治療を受けるからといって、自己判断で持病の薬を休むのは止めてしまうことはNGです。

たとえば、血液をさらさらにする薬である抗血栓薬を飲んでいるのに、今度歯科で抜歯をするから血が止まりやすくなるために薬を止めよう、と勝手に判断し服用を中止してしまうと、薬の効能がなくなり血栓が出来やすくなってしまい、命に危険が出るといった可能性もあります。
持病でかかりつけ医がいる場合は、歯科医師とかかりつけ医師が相談して、休薬が必要ならその措置や指示を出すように検討していきます。勝手な自己判断は返って悪い結果になることも考えられますので絶対に止めましょう。持病がある患者さんの場合は、歯科の治療内容によっては、医科で改めて血液検査を受けて結果を持参するように言われることもあります。その検査結果によっては、患者の命の安全を守るために、総合病院や大学病院の口腔外科など、院内で他の科のサポートが受けられる病院の歯科での治療を紹介されることもあります。

歯科の受診時にもお薬手帳を持参しましょう

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歯科で問診票を書く時に、持病があって薬を服用している人は、どんな薬を飲んでいるのかを問診票に記載しなければなりません。歯科での治療が患者さんに副作用をもたらしたりすることを防ぐために必要な措置です。

しかし、たくさん薬を服用している人や少し前の薬の情報など、自分がどんな薬を飲んでいるか、飲んでいたかをすぐに答えられないときもあるでしょう。
その場合は、お薬手帳を持参すると大変便利です。お薬手帳には、診療科を越えて、これまでどんな病気をして、どんな薬を服用してきたのかが記録されています。持病の薬の中には、歯を抜く時に血が止まりにくくなったり、細菌感染を起こしてしまいやすい薬が含まれていることがあります。それらを事前に歯科医が知っておくことで、患者さんの治療を安全に行うための対策を考えることができます。お薬手帳は、患者の病歴や薬歴を管理するものとして、何らかの治療を受ける際にはどこでも役立つものです。歯科に出かける時も、きちんとお薬手帳を持参するようにしましょう。

薬が関わるならお薬手帳を

内科にかかって薬を処方してもらっている時に歯医者にも通院する、というのはあり得るケースです。内科で治療するときにはお薬手帳を持参することは習慣になっていても、なかなか歯医者にお薬手帳を持っていくというのはまだまだ馴染みない行動かもしれません。
いつも飲んでいる薬でも、歯科の治療によって副作用が出る可能性があるものもあります。持病の治療はもとより、歯科治療を受ける時に薬を服用している場合には、お薬手帳を必ず持参し、自分の薬歴を正しく歯医者へ伝えることを忘れないようにしましょう。
お薬手帳は、私たちの日常生活の中で、色々な場所で使う情報開示ツールなのです。
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スクヨカ編集部 スクヨカ編集部