2017年1月1日 更新

腎臓の薬を飲んでいる方はインフルエンザ薬に注意!【お薬手帳メモ】

インフルエンザの診断を受けるとタミフルという薬を処方されることが多くありますが、腎機能に障害がある場合、服薬に注意が必要です。該当する方は、医師や薬剤師にあらかじめ伝えましょう。今回は腎機能に障害がある方がインフルエンザにかかってタミフルを処方される際、どのように伝えたらよいかなどをまとめてみました。

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お薬手帳に腎機能障害のことは書いておきたい

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タミフルは、インフルエンザウイルス感染症とその予防に対して処方される薬です。
腎機能に障害がある方が服薬する場合は、タミフルの処方量を減らしてもらう必要があります。診察のときに医師にそのことを伝えられていれば良いのですが、インフルエンザで意識が朦朧として伝えそびれることもあるかもしれません。その場合は、お薬手帳に腎機能の障害のことをあらかじめきちんと記入しておき、医師や薬剤師が見れるようにしておきましょう。

薬剤師に腎機能に障害があると伝わると、改めて体重と身長を聞かれることになります。そこからお薬が減量される目安を計算します。また場合によっては「イナビル」という薬に変更されることもあります。イナビルは、タミフルとは違い、長時間効果が持続するタイプの薬です。タミフルが5日間連続で服用しなければいけないのに対し、はじめに一度だけ吸入すれば服用が完了します。そのため忙しい人などは、飲み忘れを防ぐことができるのがメリットです。また
乳製品のアレルギーの有無なども聞かれることがありますので、それもお薬手帳に記入しておくとベターです。

未成年者が診察を受けるときもお薬手帳が活躍

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インフルエンザの予防でタミフルを服用する場合は、自費になります。その場合、万が一副作用が出て入院することになっても一般的には給付金などの対象外になってしまうので注意が必要です。
10代の未成年にタミフルが処方される場合は、これまでの投薬の結果として異常行動の報告例があるため、その説明が医師や薬剤師からされます。
タミフル服用による「異常行動」とは、急に走り出したり、ウロウロしたり、うわごとをいったりといったのが典型的な症状と言われています。また、時には幻覚が見えたり、突然怒ったり泣いたりするといった例も報告されています。これらの症状が見られた場合は、その行動を注意深く見守りつつ、すぐに医師に相談しましょう。

このことから、少なくとも2日ほどは、保護者は患者本人から目を離さないように説明されます。未成年の患者本人のみ診察に来ている場合は、家族にそれを伝えるようにいわれます。未成年の患者本人のみ診察に来ているときは、なおさらお薬手帳を活用しましょう。気になることや、普段の体重、身長、血圧なども記入しておけば薬剤師が判断する材料になります。サプリメントの服用の有無なども書いておくと、飲み合わせの判断ができるので便利です。

タミフルを服用する際の注意点

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タミフルは、たとえ熱が治ったとしても処方された分はきっちりと飲み切りましょう。まだ、体内にウイルスが残っている場合があるからです。
ただし、副作用としてじんましんや呼吸困難が起きる場合もあるので、通常の服用をしていて何かおかしいと感じたらすぐに医師の診察を受診をすることが大切です。その場合も、お薬手帳を持参していけば、タミフルをいつから、どの程度飲んでいたことがすぐにかつ正確に医師に伝わり、理解の手助けになります。

また、タミフルだけに限りませんが、病院や薬局で処方されたお薬だけではなく、日常生活の中で服用しているドラッグストア等で購入したサプリメントや市販薬もこまめにメモしておくといいでしょう。腎機能に障害がある場合はなおさらです。自分の体の中にある薬の成分を医師や薬剤師が理解するのに、お薬手帳以上の正確な情報はありません。

疾患と薬を再確認

「インフルエンザ」はかかると辛い病気です。特効薬としてタミフルは有効な処方ですが、もともと腎機能に障害がある場合はタミフルを服用することで思わぬ副作用が発症してしまうこともあります。腎機能障害があるという方は、その旨をお薬手帳に予め記載し、医師や薬剤師に正しく伝えておくべきでしょう。
こういった日常的な使い方も、お薬手帳の活用方法の一つです。
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スクヨカ編集部 スクヨカ編集部