2017年3月10日 更新

あなたのサプリは大丈夫?こんな病気の人は要注意!【お薬手帳メモ】

忙しい現代人にとってバランスのとれた食事をすることは、なかなか難しいこと。手軽なサプリを飲んで栄養補給をしようとしている人も多いのではないでしょうか。サプリは食事の延長線上にあるとつい捉えてしまいがちですが、サプリと薬の組み合わせによっては注意が必要なものがあります。今回はサプリと病気の関係性に関してみてみましょう。

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処方薬を飲んでいる人は特に注意!

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サプリは、不足する栄養素を補うためのれっきとした「食品」です。
本来、食事から十分な栄養素を摂取していればサプリの出番はないのですが、忙しい現代人にとって、毎日バランスのいい食事をすることは難しくなってきています。外食に頼ったり、どうしても時間がないために簡単な料理で済ませてしまったりすることもあります。ただし、サプリで栄養補給ができるからといって無作為に飲んで良いものではありません。特に、病気などで薬を処方されている方はサプリと薬の組み合わせに注意が必要です。
たとえば、脳梗塞や心筋梗塞の治療薬に、「ワルファリン」という薬が処方されることがありますが、ワルファリンには血液をさらさらにする効果があります。しかし、ビタミンKには血液を固まらせる働きがあるので一緒に服用してはいけないのです。血液をさらさらにするワルファリンと血液を凝固させる作用を持つビタミンKを一緒に飲むと、ワルファリンの効果を阻害してしまいます。

サプリとの飲み合わせでこんなリスクも?

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前述したワルファリンですが、ビタミンK以外に、ビタミンEとの飲み合わせにも注意が必要です。ビタミンEも、ビタミンK同様、血液を固まりにくくさせる作用があります。血液をさらさらにするワルファリンと一緒に飲むと、血が止まらなくなってしまうといったことも起こり得ます。
切り傷など外傷だけでなく、内臓出血などがある場合にもそのリスクは高くなります。
ワルファリンだけではなく、ご存知の方も多いであろう「アスピリン」にも、同じようなことを引き起こす作用があるので、注意しましょう。
食品に分類されているサプリは、飲んですぐに大きな変化が起こることはあまりないはずです。ただし、成分が体内に蓄積される可能性があることは覚えておきましょう。サプリだからといって油断することなく、注意して服薬したいものです。お薬手帳を活用して、どのようなサプリを飲んでいるか明記しておくと、医師や薬剤師に情報が伝わるので安心です。

まだまだ気を付けたい薬とのこんな組み合わせ

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まだまだ気を付けたい薬との組み合わせがあります。喘息を患っている方などに処方される、咳止めや気管支拡張薬の「エフェドリン」です。
このエフェドリンと漢方薬の「マオウ」の組み合わせには要注意。一緒に服用するとひどく興奮した状態になり、血圧が上がる可能性があります。マオウとは古くから咳止めに処方されてきた成分で、葛根湯など、市販の風邪薬にも含まれています。エフェドリンと同じような効果があり、一緒に飲んでしまうことで血中濃度が高まってしまうのです。
さらに、最近コンビニなどでも売られているサプリ、「セントジョーンズワート」にも注意が必要です。セントジョーンズワートそのものに問題はありません。うつ症状や、不安障害を取り除くといわれるサプリです。ただ、ほかの薬と合わせて飲むと、必要な成分が早く分解されてしまうことがあります。せっかく飲んだ薬の効果が早く消えてしまうのでは意味がありませんね。
免疫抑制剤や、高血液凝固剤、さらに心臓疾患の強心薬や経口避妊薬、HIV治療薬や気管支拡張薬、てんかん治療薬、不整脈治療薬などを飲んでいる方は特に気を付けましょう。

何であれ、薬を飲むには注意が必要

今回はサプリと薬の飲み合わせについてご説明しました。サプリを飲んでいる方は、あらかじめ医師にどのようなサプリを飲んでいるか伝えましょう。お薬手帳を活用して、伝え忘れのないようにするのも良いでしょう。栄養のバランスを補助する意味ではサプリは頼もしい存在です。上手に利用して、健康や美容に気を付けたいものです。
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スクヨカ編集部 スクヨカ編集部