鼻の入り口のかゆみの原因と症状
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鼻の入り口にかゆみがある場合は、「鼻前庭湿疹」の恐れがあります。鼻前庭とは鼻の穴の入り口付近のことを差し、そこに湿疹ができることでかゆみを感じるようになります。鼻前庭湿疹は赤くただれて、かさぶたができる場合もあります。またアレルギー性鼻炎など、慢性的な鼻炎がある際は、常に鼻が湿った状態になりがち。鼻をかむことが増えるとそれだけ皮膚に刺激を与えてしまい、その部分が炎症を起こし湿疹ができます。細菌の感染が炎症の原因となり、そのほとんどが黄色ブドウ球菌によるもの。最近では抗菌薬に対して耐性がある、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌も多く見つかっています。
「鼻前庭湿疹」の治療法とは
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一般的に、鼻前庭湿疹の治療にはステロイドや抗生物質を含んでいる軟膏が使用されます。ステロイド軟骨を塗布し、鼻を触らないように気をつけていれば、鼻水が止まらない状況でも症状を和らげることが可能です。また軟骨だけでなく、内服薬が使われることもあります。お子さんは注意しても鼻を触ってしまうことも多いでしょう。爪を切って清潔に保ったり、手袋を付けるするようにするのも良いはずです。
「鼻前庭湿疹」の予防法
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鼻前庭湿疹になる大人には慢性的な鼻炎持ちや頻繁に鼻をいじってしまう人、鼻毛を抜く習慣がある人などが多いとされています。鼻は敏感なパーツなので、鼻前庭の皮膚に少しでも刺激を与えるとすぐに炎症が起こるケースが考えられます。触りすぎないように、日頃から意識しましょう。また、鼻毛は抜くのではなくカットをして清潔に保つのがベター。一方鼻の穴の入り口に、かゆいというよりも痛みが強いおできのようなものができることがあります。これは、疲れが溜まっているときや体力が落ちているときに発症しやすいものなので、良質な睡眠や栄養のある食事を心がけるようにしましょう。
まとめ
鼻の入り口がかゆいと、ついつい気になってしまい集中力が欠けてしまったりします。鼻炎などで、鼻の入り口が気になっている方は、まず鼻をかんで鼻前庭湿疹になる前に鼻炎を治すように治療するのが良いでしょう。
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